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2020年8月 3日 (月)

墓参できずの記

今日の絵

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少し古い絵

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墓参できずの記

 8月3日は墓参しよううとだいぶ前から思っていた。しかし、昨日になって気がついた。我が家の墓地は東京である。県境を越えるではないか。しかも行き先は東京だ。
 8月3日は母の忌日だ。昭和20年8月3日がその日。8月15日、日本敗戦。「あなたのお母さんは日本が負けるのも知らず、いい時に死んだ」と言われたのを私は今も覚えている。
 悩んだ末、結局墓参しないことにした。仏壇を掃除し、花とバナナを買ってきて供えた。バナナには、ちょっとした思い出がある。
 母は大正時代、現横手市の女学校に通っていた。昭和天皇が皇太子時代その女学校に視察に来たようだ。その時母は接待かかりに選ばれて、皇太子にバナナを持って行く役だったという。皇太子が帰った後で、バナナを下げに行くと、ほんの一口しか食べていなかったという。当時のバナナというのは超高級品である。それがほんの一口しか食べられていないというのが、当時の母には驚きだったらしい。この話は直接聞いたのではなく、母が父方の叔父に話したらしい。後年それを叔父から聞いた。そんなことを思いだしたので、バナナを買う気になった。

気になる俳句

やがて死ぬけしきは見えず蝉の声 芭蕉

ぼんくら俳句

   母の忌に墓参は出来ず蝉時雨

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