« 空気を読む・忖度の論理 | トップページ | 根性ガマの油論 »

2017年8月26日 (土)

良寛の歌

今日の絵

Img721
  井の頭公園です・この絵なら、どこでもいいんだけれど

良寛の歌

  『良寛全歌集』谷川敏明著(春秋社)を読む。

  俳句で一茶、和歌では良寛というのが、私にとってはセットみたいなもので、ともに子供などに優しかったという印象。
  二人の生き方は本当はずいぶん違うけどね。一茶は俗臭ふんぷん。その中での悟り・・・悟りまで行っているかどうか。良寛は超俗・・・少なくとも超俗を目指した人。そんな違いがあるけれども、二人とも弱い者に対する思いやりを持っていたところが、共通しているように思う・・・これもちょっと違うかな。一茶は思いやり、共感。良寛は同じ目線、同じ仲間という感じ。

子供を詠む

  私の印象では、良寛には子供と遊ぶような歌が多かったような気がするが、全歌集を読んでみるとそれほどでもいないですね。

   子供らと手毬つきつつ霞立つ永き春日を暮らしつるかも

   子供らとはじきをしつつ長月のとふかあまりの夜を明かしけり

     はじき・・おはじき 長月・・旧暦9月 とふか・・10日

  その他いくつかありますけどね。省略。

次は酒の歌

   うま酒に肴持て来よいつもいつも草に庵に宿は貸さまし
     これは有名ですね

   漢詩を作れつくれと君は言へど御酒し飲まねば出来ずぞありける
     漢詩・・カラウタ 御酒・・ミキ

   大御酒三杯五杯たべ酔ひぬ酔ひての後は又出来ずけり

  この辺で止めておきましょう。

辞世の歌

   うちつけに飯断つとにはあらねどもかつ休らひて時をし待たむ

  ことさらに断食するというのではないけれど、安らかにして、その時を待ちましょう、といった意味ですね。

  晩年に交流のあった貞心尼の歌

   かひなしと薬も飲まず飯も断ちてみずから雪の消ゆるをや待つ

年譜によれば

  1831年 良寛没 停年74歳
  1872年(明治5年) 貞心尼没 停年75歳

気になる俳句

葛咲くやいたるところに切通 下村槐太

ぼんくら俳句

   釣り人は男ばかりで葛の花
   トランペット秋夕焼けの野に響く 

  


|

« 空気を読む・忖度の論理 | トップページ | 根性ガマの油論 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 良寛の歌:

« 空気を読む・忖度の論理 | トップページ | 根性ガマの油論 »