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2016年5月30日 (月)

危険を感じた瞬間・他

今日の絵

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  巾着田から宮沢湖に行った時の絵。

みちくさ

  精傷者小規模作業所「ショップみちくさ」へ。畑のサツマイモの苗、大丈夫かなと思うほど枯れていたのですが、すっかり根付いていました。
  1株か2株、ジャガイモを掘り上げようと思っていましたが、雨なのでやめました。ナス、トマト、キュウリ、ピーマン、ジャガイモ、サツマイモ、今のところは順調です。他にニラ、青じそも芽を出しています。



  マンションの1階ベランダに蛇がいたから注意するように、という回覧が廻ってきました。白っぽい色で黒い縦の模様があると書いていたので、シマヘビですね。まだこの辺りにそれだけの自然が残っていたということに、私はむしろ安心しました。
  蛇は決して気持ちの良いものではありませんが、その激減ぶりしばらく前から気になっていました。小動物が減れば、それを食量にする蛇も減ります。つまりは環境破壊が進んでいることをしめします。
  シマヘビならば人間に危害を加えることはありません。
  一つ付け加えれば戦争中、田舎に疎開していたとき、裸足でシマヘビを踏んでしまったことがあります。慌てて足を引っ込めると、蛇は鎌首を持ち上げて私の方を見ましたが、そのまま去っていきました。

危険を感じたとき

  人は交通事故に遇う瞬間とか、高所から落ちる瞬間とかには、実際の時間よりは長く、スローモーションビデオ見るように感じるそうです。そのことを、千葉大学一川誠教授と教え子の小林美沙が確かめたそうです。
  なるほどね、思い当たることがあります。
  私の人生には何も自慢することはないのですが、たった一つ「日本随筆家協会賞」というものをもらったことがあります。『訪問者たち』という本を出版しました。その本の中に、わずかな時間を長く感じることを書いた
部分があります。私の琴作りの師匠、毛木乾三の聞き書きです。長くなりますが引用します。毛木さんが博打に凝って、ある鉄火場へ行った時の話です。

 ・・・あれは夏だったかな、神楽坂の鉄火場へ行ったら,どうもようすがおかしい。変だなと思ったけれど、来たんだからしょうがない、やったよ。35・6人いたかなあ。そしたら「手入れだ!来たぞ!」っていう声がしたかと思うと、電気は消えて真っ暗さ。
 ・・・今夜はどうしても逃げようと思ったね。何度もつかまっているし
、罰金だってまだ払ってないのがあるんだ。ここは玄人の鉄火場だから掴まれば刑は重いや。逃げなきゃしょうがない。玄人の鉄火場はね逃げさへすれば、みんな口が堅いから大丈夫なんだよ。
素人だと、逃げたって誰かがしゃべるからだめさ。ま、そんな知恵が働くようになっちゃお終いだけどね。
 …とにかく逃げなきゃならないから、雨戸をゲンコツで押し倒したんだ。慌ててるから手の皮をすりむいちゃったよ。その戸がうまいぐあいに、隣の屋根に橋みたいにかかった。二階でやっていたんだよ。戸を渡って向こうへ逃げようと思った。ところがそれが間違いで、戸がすべって、おれは落っこちちゃった。
 ・・・本当は短い時間なんだけど、あんなときは、案外時間ってあるもんだね。ケツをうんと打って、いてえ、と思ったのが先だったか、刑事はどこだと思ったのが先だったか[中略]そばに刑事がいなかったんで安心して気が遠くなりかかったら、足の甲に戸が落ちてきた。戸よりおれの方が先に落ちていたん
だよ。痛さでかえって気がしゃんとして、立ち上がったんだ。

 これはまさに、毛木さんはスローモーションで物事を感じていたんだね。

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気になる俳句

 峡深し墓をいろどる立葵 沢木欣一

ぼんくら俳句
    
   川の辺の牛舎の前の立葵





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