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2016年3月 5日 (土)

自分のために生きる

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      上野原市郊外

 お前にとって一冊の本はないかと言われれば、私はモンテーニュの「エセー」を選びます。その本の中でどの言葉に最も心を惹かれたか、と言われれば、次の言葉を選びます。

 「はばかりながら私は自分のために生きている」


 もちろん私も自分のために生きています。何もかも自分のためですが、例えば電車に乗って席に座っているとき、目の前に疲れた年寄りが立っていると、心穏やかではありません。私が一人で電車に乗っているならば、迷わずに立って、席を譲ろうとします。でも、ほかの仲間と一緒に座っていると、少し迷いが生じます。俺がここで立ったらスタンドプレイと思われるのではないか、年上の私が立ったら、他の座っている仲間にあてつけがましく見えるのではないか、などと考えてしまうのです。
 心の中でそういう葛藤を繰り返したのち、結局は立つのです。疲れた年寄りが私の前に立っているという状況に耐えられないのです。私も79歳ですから相当な年寄りです。でも元気ですからね、つらそうに立っている人を見るのは、こちらもつらいのです。こちらも疲れているとしても、自分が立つ方が気持ちは楽です。席を立つのも自分のためです。
 健康だからそう思うのでしょうね。健康に生んでくれて親に感謝しなければなりません。

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 まるで冬の景色。その隣では

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河津桜が咲いています。

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     彩の森公園入口

気になる俳句

 花ミモザ修道女われにふりむかず 下村梅子

ぼんくら俳句

   花ミモザ子らのはしゃげる日和かな












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