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2015年9月 6日 (日)

もう一度、オリンピックエンブレム

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 石老山の登山道は顕鏡寺の境内を通ります

オリンピック・エンブレム

 作者の佐野氏は今頃は大変でしょうねえ。
 俳句や短歌の世界には、昔から本歌取りと言うのがあって、これは佐野氏がしたことと同じだと思います。そういうことは認められていたのです。

 蕪村の句に

   菜の花や月は東に日は西に

 という代表句がありますが、一説によれば、これは柿本人麻呂の

  東(ヒンガシ)の野にかぎろいの立つ見えてかえりみすれば月傾く(カタブキ)ぬ

 の本歌取りだとも言われます。

 私もかつて大伴旅人の歌を本歌取りしたことがありました。ところが、今思い出そうとしても、その俳句を忘れてしまいました。本歌は

  言わむすべ成すすべ知らずきわまりて尊きものは酒にしあるらし

 というものです。大伴旅人が太宰府の長だった頃に作ったといわれます。まだ白村江の戦い(新羅・唐の連合軍と、百済、日本の連合軍が戦い、敗れた)からさほど時間がたっていない頃ですから、普通の貴族が太宰府の長になったのだったら大出世です。菅原道真が太宰府の長になった頃とは比べ物になりません。いわば、東京本社に対して、大阪支社長と言ったところです。
 それでも天皇家の近衛師団長のような大伴氏にとっては、新興の藤原氏に押し出されるような形で太宰府に転任させられたことが不本意で、自棄酒を飲んでいたんですね。

 その本歌取りをして句を作ったのだけれど、さっき書いたように、その句は忘れちゃった。いまならさしづめ「いわむ術なす術知らず冷やし酒」とでもしますか。

 佐野氏はその本歌取りをやっていたんだよね。それをまったく許さないっていうのも、どんなものかなとは思う。まあ、あんまり品がよくは無いけれどね。ちょっぴり同情します。

 まあ私なら、水彩画を文化祭に出品する程度のことでも、オリジナルのものを出品しますけれどもね。

気になる俳句

  月見草莢さやさやと更けにけり  川端茅舎

ぼんくら俳句

     秋高しザリガニ釣りの親子かな
     秋雨の小さき波紋満ちてくる
     月見草太鼓の音もいつか止み
     白鷺は秋の川面をすれすれに

最後になったけれど、水彩画集に入れる絵です。

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       北八ヶ岳 縞枯山

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       昇仙峡 仙峨滝

 水彩画集にはもっと絵を載せますが、ブログにはこれくらいでやめにします。




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