« 芋を植える | トップページ | 展示用の絵を描く »

2015年2月17日 (火)

小説の読み方

001
 この絵このまえ行った石神井公園の写真から描いたのですが、少し季節を変えてみました。枯れ木ばかりじゃ面白くないものね。

小説の読み方

 私は若いころから、本だけは読みました。今はずいぶん読書量が落ちましたけれど、年間50冊なら読んでいると思います。でも、昔からの癖で、わかって読んでいるかというと、そうでもないんだ。ただ、活字を追っているだけです。
 いまはほとんど小説を読まないのだけれど、若いころは小説中心だった。一応は古今東西に渡ります。古代エジプトのサホーの詩から始まって、ギリシャ悲劇、ギリシャ喜劇、かなりマニアックな中世のペルシャの文学、たとえばオマル・ハイヤームの「ルパイヤート」とか、インドの「カーマスートラ」とかね。
 自慢たらしく書くけれど、それがいいことだったかどうかといえば、かなり疑問ですな。人生経験をつんでから読めば分かるようなことも、当時は分かりゃしません。「ジャンクリストフ」にしても「レミゼレブル」にしても、「アンナカレニナ」でも、何が分かったかといえば、分かっちゃいないんだよ。
 なまじ若いころ読んでいるものだから、ドストエフスキー? うん、読んだよ。え? マルタン・デ・ガールの「チボウ家の人々」、うんアレはネエ、などと話をあわせることぐらいは出来るわけだ。
 優れた知性の持ち主が、全精力を傾けて書いたような本が、何も知らない青二才が分かるわけ無いんだ。それなのに、「読んだ」「読んだ」で、あらためて読もうとはしない。本当はもったいない話だよね。
 と、ここまでは書いたのだが、でもね、大河小説の長さを考えたら、アレは若いころだから読めたのかなあ、ていう気もするよ。いま「ジャンクリストフ」を読みなさいといわれたって、「ウーン」だよ。
 上手くいかないものですなあ。若いころは、分からなくても読める。歳をとったら多少は分かるとしても、読む根気が無い。

気になる俳句

   父の日のパパを一人にしてあげる  坂井 法

ぼんくら俳句

     いっときは雪になりけりすぐ止みぬ
     雪嶺や遥かなるもの美しき

 

|

« 芋を植える | トップページ | 展示用の絵を描く »

コメント

折角いただいた余生だから、若いころ意味もわからず乱読した本の中から、この年になって読み返してみたい本を図書館で
探して今回はじっくり読んでいます。
新しいところでは、村上春樹、以前それなりに感銘を受けた、カラマーゾフ、魔の山、特に妙な小説だなと思いながら辛抱して読了した失われた時を求めては、ちょっと驚きの感銘を受けました。年をとり少しは人生がわかり始めたのかもしれません。

投稿: 水谷眞次郎 | 2015年2月19日 (木) 10時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/118203/58970753

この記事へのトラックバック一覧です: 小説の読み方:

« 芋を植える | トップページ | 展示用の絵を描く »