« 小林一茶 | トップページ | 雪と蝋梅 »

2015年2月 7日 (土)

講演会「里山資本主義のススメ」

002

 老いては仲良く・・航空公園

里山資本主義のススメ  講師 井上恭介
                 会場 駿河台大学
 

 講師は『里山資本主義』を藻谷恭介と共著。NHKチーフ・プロデューサー。

001

 本をの内容と、大方同じことを言っています。田舎でも山里でも、あるもので勝負をしようと言うこと。田舎では、エネルギーは買うもの。原料を安く売って、エネルギーと、高い加工品を買うのが、これまでの田舎だった。これまでは物作りも、分業し、質のよいものを大量に作るという方法を進めてきた。人々のつながりも分断された。それを見直そう、という。
 本当は田舎にも、結構大量のエネルギーがある。たとえば樹木。これを徹底的に利用すれば、かなりのエネルギーが得られる。その成功例を示しながら話す。物を作るのでも、大量に作るのではなく、身近にあるもので、少量を手作りする。あえて規模を大きくしない。(ジャムで成功している例など)。じいちゃんばあちゃんが自家用に作ってあまった野菜を、あちこちから引き受けて介護施設などの食事時に利用する。それで、爺ちゃん婆ちゃんは喜ぶし、回りとのつながりも生まれる。分断された人脈を、地域でつないでいく・・・。と、さまざまな例を引きながらの講義でした。

 『里山資本主義』はこの数年間の読んだ本の中で、最も感銘を受けたものです。だから今日は講演会に行くことにしました。受講者は600名。講師は、こんなに大勢の前で話したことが無い、といっていた。
 質問者の中には、資本主義はもう終っているのに、まだそのことに気づかない経済学の大御所がいる、といっている人がいました。終わっているかどうかはともかく、クライマックスは過ぎたと思うし、これまでと同じ方法で続けることは出来なくなると思います。安倍さん、大富豪が儲かれば、そのおこぼれが一般大衆も受けられる、などという考えは駄目だと思いますよ。
 話の中で不用になった木材の屑でべレットを作って燃料とし、成功している例があった。しかし飯能市では、べレットを作ったけれども赤字になった。成功例と成功しなかった例と、どこが違うのか、という趣旨の質問もあった。講師は、成功例では、べレットをほとんど無料で作っている。現地を見学することを進めていました。

気になる俳句

   冴えかへるもののひとつに夜の鼻  加藤楸邨

ぼんくら俳句

     ボール出て少女跳び出す梅の花



|

« 小林一茶 | トップページ | 雪と蝋梅 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/118203/58854341

この記事へのトラックバック一覧です: 講演会「里山資本主義のススメ」:

« 小林一茶 | トップページ | 雪と蝋梅 »