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2014年12月 5日 (金)

『シュリーマンの旅行記 清国・日本』

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 絵は新聞の広告写真から。今の時期ですからお歳暮の広告ですね。

『シュリーマンの旅行記 清国・日本』

 昨日のように書くことに苦労する日もあれば(これが多い)、今日などは、書きたいことが5つも6つもあって、どうしようかと悩むこともある。どれも書けば長くなりそうで、ひとつに絞らなければしょうがない。そして選んだのが『シュリーマンの旅行記 清国・日本』ハインリッヒ・シュリーマン著、石井和子訳、講談社学術文庫でした。といっても、いわゆる書評を書こうというのではありません。読みながら考えたり感じたりしたことを、勝手に書くだけです。

 この本を買ってからは、早く読みたくて、読みかけの本を斜めに読んで、それでもたまらず、読みかけはそのままにして、こちらにかかってしまいました。
 なにしろ「シュリーマン」といったら、あの「トロイ」を発掘した人でしょう? その彼が日本に来て、旅行記まで書いていたなんて! 解説の木村尚三郎が驚いているくらいだから、私などが知るわけがない。
 来ていたんですネエ。訳をした石井和子によれば、トロイ発掘の6年前だそうです。ところで「訳者あとがき」に「夫寛を見送ったあと・・・」とある。すると、訳者は舞踏家イシイ寛の奥さんだった人か? たぶん「イシイ」は「石井」以外の漢字だったように思うが、何事もうろ覚えの私、定かでない。

 シュリーマンが日本に来たのは慶応元年、まさに幕末、明治維新の3年前だ。日本に居たのはたかだか1ヶ月、その間の見聞なのだが、観察は鋭い。中国(清国)から日本に来たわけで、中国との対比もある。清王朝も徳川幕府も疲弊していたわけだが、中国の街や寺院の不潔さ、日本の清潔さなどにも触れている。また日本の役人は、賄賂やチップはけ決して受け取らないこと、金銭を受け取るくらいなら切腹を選ぶとまで言っている。いまはどうかな? また役人の事大主義(そういう言葉は使っていないが)についても、うんざりしている様子が書かれている。大衆が、本質的には無宗教であること、指導層は宗教に対して懐疑的であることなど、よく見抜いている。
 なんにしても慶応元年である。尊皇攘夷とか佐幕とか、新撰組などという人殺し集団などが出来るような物騒な時代に、よくもまあ来たものですなあ。

気になる俳句

   水枕ガバリと寒い海がある  西東三鬼

ぼんくら俳句

     母と子が釣竿もって冬の池
     ウオーキング師走の噴水トテチテタ

 言葉遊びです。このトテチテタについては、気が向けば、明日書くつもり。

彩の森公園に散歩に行きました。

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 この花はクサボケ?




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