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2014年10月18日 (土)

10月 つばさ俳句会報告

001

10月・つばさ俳句会

私の投句
  この空はおらたちの空赤とんぼ   1点
  貧しくも帰る家あり曼珠沙華     0点
  日陰れば水馬の波紋消えにけり  0点
  朝の窓どこかで落葉焚く匂い    1点
  婆乗せて爺漕ぐボート萩の花    0点

 まさに、惨憺たるものですな。
 1句目、赤とんぼの制する空となりにけり、とすれば、俳句っぽくなったかな。昔、赤とんぼが里の降りてくるときは、歩いている人間にぶつかるほど、圧倒的な数で、空を埋めていたものです。今では多くいる時だって、10匹くらいもいるかどうか。記憶で作ってしまいました。
 5句目、石神井公園で見たままを句にしました。昔ここでデートしたね、テナことを言っていたかもしれません。「爺を乗せて婆が漕いだら面白い」という声あり。ハハ。

私の選句
  秋うらら瞼の裏に血の通ひ      三郎
  草雲雀柱時計のおくれがち      令子
  男なら寡黙をよしと吾亦紅      伊達天
  来し方の恥の多さよ鉦叩        幸子
  駐車場全く日向秋の蝶         弘樹
  一合の酒いっぴきのくつわむし    昇山
  青柿やのらくろ伍長のやうな猫    美智子
  彼岸花枯れて終りぬ歯の治療     幸子
  欠けし歯の舌に障りし
虫の闇     浩子
  掛け癖のつきし眼鏡や小鳥来る   三郎

 男なら寡黙がいいなどというのは、平凡といえば平凡ですね。来し方の恥の多さといえば、私も負けちゃいない。鉦叩が良かった。のらくろなんて、こっちも年寄りだから分かるんだ。

高得点句

7点句
  長椅子に斜めに座る夜長かな     浩子
  間引菜の熱持つビニール袋かな   かつ代
  足の爪切るのは難し盆の月      和夫
  欠けし歯の舌に障りし虫の闇     浩子
 

6点句
  抽斗を空っぽにする神の留守     浩子
  行く秋や宗谷岬の方位盤        綾子
  掛け癖のつきし眼鏡や小鳥来る    三郎

5点句
  秋うらら瞼の裏に血の通ひ       三郎
  白雲や二階の奥の秋の暮       京子
  一合の酒いっぴきのくつわむし    昇山

 齢を取ると確かに足の爪が切りにくくなる。神の留守と抽斗を空っぽにするのは、あっているといえばあっているなあ。一合の酒にくつわむし、「酒は静かに飲むべかりける」とはちょっと違うけどね。

 





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