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2014年8月16日 (土)

つばさ・夏季俳句大会

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 奥に見えるのは妙高山。木道の先に見えるのは火打山登山者の泊まる、高谷池ヒュッテ。重いリュックを背負う人、高谷池ヒュッテに荷物を預けサブザックで散策する人など。

○ つばさ・踏青 俳句大会

1位 長谷川浩子さん 22点

     仏壇に少し向きたる扇風機
     ストローが水に折れたる晩夏かな
     逝く夏の切手舐めれば丸まれり

2位   小山敏男さん

      待たされしこと口にせずビール注ぐ
      遠山に半夏の雨の透きとほる
      休み小田は寄らずに抜けて青田風 


3位  
松尾和子さん
 
 

      水神の亀が大暑を背負い来る
      何にでもマヨネーズかけ梅雨長し
      恐らくは偽の家系図紙魚走る

4  折原野歩留さん

     活けられて重さ加はる濃紫陽花
     晩年の父の形や籐寝椅子
     ままごとの続きのやうに梅を干す

5位 栗原憲司さん

     日の余熱まだある胡瓜揉みにけり
     まくなぎを払へば山の暮れてゐる
     くちなしの花人ごゑも雨に濡れ

6位 田之上ヨリ子さん

     捕虫網兄先頭にペダル踏む
     水打って退屈そうな店主かな
     夏帽子リュックにかぶせ駅の椅子

 

7位 横田周子さん

     踝を出して少女の浴衣かな
     自転車の空気が甘い大西日
     神殿に焼け焦げのあり八月来


8位 前田美智子さん

     少しずつ動き出したる蟇
     青芒揺れる長さとなりにけり
     投身のやうにつまづく夏の闇

9位
 斉藤京子さん

     山の日や草生す山の日が暮れて
     かなかなや土着野菜に塩を振り
     みどりごの言葉だいじにだいじにひろしま忌

10位 ぼんくら蛙

     雷鳴のほどには濡れず庭の土
     雨催紫深き茄子をもぐ
     外つ国の人も浴衣で蔵の街


 以上、10位まで入賞。8位、9位、10位は同じ得点(9点)でしたが、投句が早かった順位。

ぼんくら蛙の選句

 
 待たされしこと口にせずビール注ぐ  小山敏男
 この星も絶滅危惧種広島忌       佐山 豊
  野良猫がちょいと振り向く星祭     江口武夫
 水打って退屈そうな店主かな     田之上ヨリ子
 それはそれ一気に崩すかき氷     宮井洋子
 恐らくは偽の家系図紙魚走る     松尾和子
 ホースからじかに水飲む昭和の日  岡田一夫

俳句大会第2部

 今坂柳二・桑原三郎対談 『50句競作のころ』

 昭和50年ごろ、雑誌『俳句研究』では、雑誌『俳句』の角川俳句賞に対抗しようと50句競作を打ち出したということです。その、第2回目の、昭和49年11月号で、今坂先生が入選、桑原先生が佳作1席だったとか。
 つばさ俳句会はその前、昭和45年ごろからあったということです。なお、桑原先生の『犀』は赤尾兎子が亡くなったとき、関東地方のその弟子が、桑原先生を中心にして立ち上げたものだそうです。

第3部

懇親会 主として、横坂けんじをしのぶ会。

 今日は短い時間の中で、例年になく盛りだくさんで、裏方としては、苦労しました。これまでは、横坂けんじさんに、助けてもらっていたのです。其れが、横坂さんをしのぶ会ですからね。いろいろ齟齬もありましたが、何とか無事に終えられて、ほっとしています。

 あ、今日の俳句作ってなかった。まあいいや、今日は勘弁してください。 
       

     



     

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