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2014年7月 9日 (水)

自分だけが正しいという意見

7月9日(水)

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 絵は親鼻駅近くの橋上から見た荒川

○ 川越へ

 日野沢三滝が歩く会では無理と判断したので、他を決めなくてはならない。安易だが、川越にする。何度も行っているが、一部判然としないところがあったので、コースの確認。午前中で帰る。

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 廃屋の入り口。すごいね。縄でくぐり戸を固定している。大丈夫なのかねえ。

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 浴衣の女性、一人は外人さん。

○ 不老川について

 狭山市に不老川という川が流れていて、元は「トシトラズガワ」と呼ばれていたようだが、今は「フロウガワ」ということが多いようだ。

 不老川についてパソコンで調べていたら、次のような意味の質問が記されていた。「不老川」というのは「及川」あるいは「生川」だったのではないか、それに「不」をつけて「不老川」にしたのではないか。「生川」には皮革を正業としていた川という意味がある。・・・つまり、部落民の川ではないのか、という質問です。
 それに対する答えが、そういうことではなく、「歳取らず川」のことだという回答があったようです。昔は、皆いっせいに1月1日に歳を取ることになっていました。そのころには不老川の水がないので、この川は歳を取らない、ということです。
 その回答に対する質問者の反論に、びっくりしました。狭山市の不老川権現橋のそばに石田養豚場があったじゃないか、広大な御鷹場もあった。地名の「堀兼」は皮革がらみの地名だ。作り話をするな。・・・質問者は、はじめから部落民に関係する名前と決めてかかっている。自分の考えと違う意見を「作り話」と決め付けているのです。

 自分の意見を正しいと思って主張するのはいいのです。間違っていると思いながらその意見を主張するほど不誠実なことはありません。しかし、自分の意見ばかりが正しくて、他の意見に耳を傾けようとしないのはどうでしょうかね。ヘイトスピーチなどというのも、そんなことが関係しているのではないかなあ。

 不老川について私の意見を言いましょう。
 私は回答者の意見に賛成です。以下、幾つかの理由を述べます。
 

① 不老川は東京都瑞穂町に始まり、入間市、所沢市、狭山市、川越市などを流れますが、昔から雨が降る時期にしか流れることのなかった川だったようです。
 私は堀兼の農家の納屋を借りて琴を作っていました。その農家の主は、水に不便した土地である事、木の芽時には近所の人と共同の井戸が枯れてしまい、毎年のように掘り下げたこと、などを話してくれました。不老川にいつも水があるならば、そんな苦労はしなかったはずです。また、その主は「フロウガワ」ではなく「トシトラズガワ」といっていました。

② 不老川は1983年から3年間全国で最も汚い川のランキング第1位という不名誉な記録を作りました。考えてみれば当たり前なのですね。生活排水しか流れていない川だったのですから。今は市民の努力で、鯉くらいはすめる川になっています。

③ 狭山市には有名な井戸がいくつかあります。堀兼の井、七曲の井などです。
 「井は堀兼の井」ではじまる「枕草子」の井戸尽くしがありますが、井戸が有名になるということは、何処を掘っても水が出るというような土地柄ではなかったということです。七曲の井などは、問題の不老川の土手を挟んだ脇にあります。まいまい井戸といって、じょうご型に土地を掘り下げ、その下から井戸を掘ります。そのじょうご型の底は明らかに不老川の川底よりも深い。
 昔は公害も何もない。川は清流のはず。その川が流れているならば、わざわざ井戸など掘る必要はないでしょう。

 以上が不老川が部落民由来の川ではなかったという私の考えです。堀兼では、有名な狭山事件なども起きています。いかにも部落民と結びつきそうですが、狭山市の部落民は堀兼の近くに住んでいました。堀兼は一般農家ですね。

 ちなみに、私は狭山市の山の会に入っていますが、ついこの間まで、狭山事件で殺された「よしえ」ちゃんと同級生で仲がよかったという人がいました。また、被告として逮捕された石川さんの同級生が同じ会の仲間です。

駄句

     青い目も浴衣で歩く蔵の街
     草いきれくぐり戸縄で支えられ

 

 








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