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2014年6月30日 (月)

文明に飼われている

6月30日(月)

001

 絵は智光山公園

○ 精障者作業所、ショップみちくさ、へ。

○ 文明に飼われている

 最近、5歳の男の子を家に閉じ込めて、時々しか家に帰らず、帰ったときだけ食事を与えて、男の子を餓死させた父親がいた。最後に家に帰ったとき、食事を食べる力がなく、ただ弱弱しい声で「パパ」といったという。それから何日か、夜中に目覚めたとき、その「パパ」を思い出してしまい、再び寝る事が出来なくなった。あの「パパ」は辛いなあ。
 人間には自己中心的なところがあって、父親のしたこともまるで理解できないというのではない。しかしなあ・・・。
 5歳の男の子は、父親に怒りや恨みをぶつけることも出来ず、そんな父親しか頼るものを持たなかった。恨むことや憎むことが出来るほど成長していなかった。そして出たことばは「パパ」だ。
 子どもは自分の生を全部父親に預けているのに、父親は全
面的に頼られているのに、それを無視してほおって置く・・・。理解できないことはないといったけれど、いや、何でそんなことが出来るのだろう。理解は・・・やっぱり無理だ。

 貧しい時代、飢饉になれば、親子は一緒に飢えた。餓死するときは、親も子も、ともに餓死をした。今はそのようなつながりが薄くなっているんだなあ。

 何が原因だろうか。統計上でどうだとか言う知識はないが、今はこの5歳の子のような事件が多いような気がする。そして、論証することは出来ないけれど、われわれが自然から遠ざかって生活するようになればなるほど、そのような事件が増えるように思う。われわれの文明は、自然を遠ざける方向にだけ進んできた。
 自然を大切に、なんていってますがね、なんか違うんだよ。都会の人には、素手で土に触ったことの無い人だっていそうだ。少なくとも、何年も土に触ったことがない、という人なら大勢いるだろう。かくいう私も、手はともかく、素足で土を踏んだのは、何年前になるか思い出せないくらいだ。
 幼稚園の行事で「芋ほり」をするとき、軍手などをはめるようです。あんなのは「素手」でやらせればいいのだ。手が汚れる、ばい菌が怖い、怪我をする。それはそうです。でもね、手は洗えばいい。細菌やダニのいない世界では、人間も生きていけないのです。怪我だってしながら大人になるのです。怪我をしたり細菌が入ったりしたら、その後の処置をしっかりすることですな。無菌室で育てるような方法で大きくなった子どもは、抵抗力のない大人になると思いますよ。
 自然を大切にと叫んでも、観賞用の自然とだけ考えているのだったら、それはちょっと違うなあと思うのです。

 論旨がずれているかなあ。クーラーの効いた快適な部屋で育った子どもは、汗腺の発達が悪いそうですね。熱中症になりやすい体質になるということかな。そうかと言って、クーラー無しというわけにも行かないでしょうし・・・。文明の発達、いいことばかりではありませんな。

駄句

     雨の粒紫深き茄子を捥ぐ

 

 

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