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2014年3月24日 (月)

よしこがもえた

3月24日(月)

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○よしこがもえた

 精障者作業所「みちくさ」へ今日は一緒に作業するメンバーさんが休みなので、早めに帰る。そして、川越の紀伊国屋書店に本を買いに。『俳句』4月号(俳句総合誌)と『科学者が人間であること』中村桂子・著(岩波新書)を買う。

 俳句総合誌は俳句を始めたころはまじめに読んでいたが、最近はずっと読んでいなかった。もうすこしまじめにやらなくちゃあ・・・と言う気もあって、今年の2月号から読んでいる。『俳句』誌には、宇多喜代子が「俳句と歩く」と言う文章を連載している。

 その今月号の題が「よしこがもえた」。読んで、胸が苦しくなりました。3月11日の東北大震災に寄せて、先の大戦の空襲 について書いている。詩人で宇多喜代子の友人でもあるたかとう匡子の詩集『よしこがもえた』についての記述、まさに胸ふさがる思い。

 神戸空襲で罹災したたかとう匡子一家が姫路のおばあさんの家に避難する。そこでまた姫路空襲に遭う。母と6歳の匡子が3歳の妹の手を引いて逃げる。しかし、焼夷弾に吹き飛ばされ、手を離れた妹よしこの髪に火がついてしまう。『よしこがあきかんのようにころがってゆく』。

 神戸空襲で罹災し浮浪児になった兄妹が衰弱死する話は野坂昭如の『火垂るの墓』。これは私も読みました。先に死んだ妹を火葬にし、その骨を佐久間ドロップの缶に入れた兄も、妹を追うように死んでゆく。そして、ドロップの空き缶に入れた妹の骨とともに、ごみのように処理されていく。

 著者宇多喜代子も9歳で空襲に遭い、自分の2メートル先に火弾が降って来たと言う。

 戦争の体験や記憶を持つ人が、この日本から消えるのは、そう先のことではない。そのときの日本が怖い。戦争は絶対悪。「戦争が出来る普通の国」になどにならなくたっていい。

駄句駄句

     無造作に畑にすき込むナズナかな
     飲み放題避けて弥生のクラス会

 明日、クラス会があります。77,78歳の年寄りの集まりでは、飲み放題の会費では、損をします。私みたいのばかりではないからね。

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