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2014年2月28日 (金)

羅宇屋

2月28日(金)

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後楽園でのスナップ写真から 今日、水彩画の会

羅宇屋
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 上野、池之端でこの屋台がつながれているのを見て、「あ、羅宇屋だ」と思った。羅宇屋なんて知っている人は、それこそほんの一握りでしょうね。私と同年代でも知っているのは、ごく限られた土地に住んでいた人くらいでしょう。でも、この屋台、現役なのかな。

 羅宇とは、キセルの一部です。

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 ずいぶんいい加減な絵ですが、左端がキセルの雁首、右端が吸い口。真ん中の細い部分が竹でできていて「羅宇」と言います。管で穴が開いていればいいのですから、竹とは限りませんが、私が見たキセルは、ほとんど竹でできていました。羅宇屋というのはここを掃除するのです。

 私は小学校の2年まで市谷に住んでいましたが、屋台の上の方からピーという鋭い音で蒸気を吐きながら、羅宇屋が来たものでした。その蒸気で羅宇のタバコのヤニを取り去るのです。

 キセルを使って、刻みタバコを吸う人たちは、紙巻タバコは不味いと言って嫌いました。そのキセルを長年使っていると間の羅宇にヤニが詰まります。これを羅宇屋が蒸気で掃除するのです。掃除後はタバコの味がまったく変わると言います。一部の都会地位外では羅宇屋などいません。紙縒りを使ったりして、自分で掃除していました。

 池之端でこの屋台を見たとき、あの「ピー」という音を思い出すとともに、懐かしさを感じた。

 そう言えば立川談誌が参議員になったころ、「俺が刻みタバコを残した」といって自慢していたけれど、今でも刻みタバコはあるのだろうか。

 キセルでタバコを吸っていた人たちは、刻みタバコを丸めてキセルに詰め、火をつけて、あらまし吸ったところで、そのタバコを手のひらの上に吹き出し、手のひらの上で転がしながら、次のたばこをキセルに詰め、手のひらのタバコを火種にして次のタバコを吸っていた。普通に考えると火傷しそうだけれど、案外これは、なんでもなく出来るのです。

駄句

    洗濯の白きを干せば初蝶来

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