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2013年12月 9日 (月)

秘湯の宿の水の音

12月9日(月)

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おとといの山行写真から。この右上に両峰神社跡と言う標識がありました。

 2時間くらい前でしょうかね、テレビで「今年一番心に残った音」というのを、どこかの会社?が募集して、その結果を放送していました。一位が7年後の東京オリンピックが決まったときの拍手や歓声、二位が楽天田中投手が、日本シリーズ最終戦に登板したときの歓声でした。そのほかは、健忘症だから忘れました。
 私の場合はなんだろうと考えても、音と言うのは思い浮かばない。むしろ音のない静寂だなと思いました。近頃耳が遠いから人の話に入っていけず、老人性寡黙に陥ることがある、などと考えていて、ふと思い出した。
 あるんですよ。印象に残った音が。この夏、2泊3日で東北の山歩きをしました。その際泊まった旅館の水の音です。秋田の乳頭温泉の、そのまた一番奥の孫六の湯。乳頭温泉をめぐるバスの終点で降りて、さらにそこから20分ほど歩いてたどり着く温泉です。温泉に引いている水道の水が豊富らいのです。しかし、少し寒くなったら水が凍って流れなくなったりするのですかね、流しやトイレにいつも水が流れているのですが、「水を止めないでください」と言う表示が蛇口のところにあるのです。だから一晩中水の流れる音が聞こえていました。
     夜の秋秘湯の宿の水の音
 とい
う句を句会に出したのですが、「秘湯の宿」と「水の音」では、つきすぎだと言われました。秘湯の宿で水の音といえば、宿の外を流れる谷川の音と思うのが当然でしょう。水道の音では、ちょっといけません。そして、谷川の音でも、平凡だということなのですね。

    落葉松の黄金の針の降りしきる
    三寸の霜柱踏む山の朝
    一日をおでんに煮込む一人鍋

 1句目。過去の記憶です。山歩きする人は、誰でもその感慨を持っているでしょう。落葉松の黄葉の美しさ、その黄葉が陽に照らされて輝いて散る豪華さ。見た者の心を捉えずにはいません。しかし、それだけに、類句はどうせあるでしょう。
 2句目。一寸は約3センチ。三寸で9センチです。そんな霜柱を登山靴でザクと踏むとき、靴裏に心地よい感触があります。これも類句があるでしょうね。あれ、

    霜柱ザクと踏み込むj山の朝

 のほうが良さそうだな。


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