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2013年8月20日 (火)

安部さん、それでいいの?

8月20日(火)

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  公園の木々それぞれに蝉の声

 このブログ、8月15日に敗戦や戦争にまつわる話を書きませんでした。忘れていたのかといえば、そうではありません。でもねえ、ブログに毎年毎年同じ話を書くのも気が引けるのです。

 でも、今日は書くことが無いので、その話をぶり返します。敗戦の年の8月3日,疎開先で母は亡くなりました。
 8月15日私と弟は、母の実家から父の実家へ引越しをしました。引越しといったって、何にも無いのです。私が持っていたのは防空頭巾と風呂敷に包んだ教科書だけ。その教科書も、あらかたは墨で黒く塗りつぶされることになるのです。

 父は弟を自転車の荷台に乗せて自転車を押して歩きました。私はその脇を、とぼとぼと歩いていました。途中、玉音放送を聞く人たちがどこかに集まって頭を垂れているのを見たような気がしますが、本当に見たのか、頭の中で映像を作ってしまったのか、本当のところはわかりません。ただ父の実家に着いたとき、中から出てきた人が父に向かって「日本は戦争に負けたんだと」といったことを覚えています。そして私に向かって「良ちゃん、あんたのお母さんはいい時に死んだ、日本が負けることも知らずに死んだ」といいました。

 その人が何で私の名前を知っているのか、その時はわかりませんでした。私の母は乳の出が悪くて、私はその人の乳を飲んだらしいのです。疎開先で同じ乳を飲んだその人の子供とは、その後、大の親友になりました。

 私などは戦争の記憶を持つ最後の世代でしょう。本当のつらい経験は戦場で戦った人、逃げまわった人、原爆にあわれた人、親う失った人、子を失った人たちのものでしょう。私はそんな重い経験を持ちません。確かに母は、戦争が無ければ死なずに済んだでしょう。でも直接的な死因は戦争ではありません。そんな私ですが、確かに言える事は「戦争は絶対悪」ということです。

 人間は愚かですね。戦争の悲惨さをさんざん経験しているのに、いまだに戦争をやめません。世界のありこちで争いがあります。争いが起きた国では、皆、民衆が塗炭の苦しみを味わっています。

 安部さん、戦争のできる国を作って、それでいいのですか?

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