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2013年5月21日 (火)

八木重吉の詩

5月21日(火)

熱風に轟音の飛行機着陸す
トンネルを出でて飛び込む竹の秋
谷間の屋根光らせて夏の朝
山あいの一枚田にも水張られ
詩を読んで句を忘れたり初夏の窓
杉山も盛り上がってる初夏の山
鯉のぼり下で草はむ山羊親子
選ばれた不安もなくて夏の草
雑草の中に吾あり草いきれ

「選ばれてあることの恍惚と不安吾にあり」太宰治。うろ覚えだから引用したいと思ったら自分で調べてね。こっちは選ばれた人間ではないから雑草の中で生きています。雑草にも空はあるよ。心地よい風もあるよ。ときには草いきれで息苦しいときもあるけれど・・・。

Img018

雑草の描く絵は雑ですなあ。長谷寺の石像。

○八木重吉の詩

   草に すわる

 わたしの まちがひだった
 わたしのまちがひだった
 こうして 草にすわれば それがわかる

   花

 おとなしくして居ると
 花花が咲くのねつて 桃子が云ふ

○恥ずかしながら、昔私が書いた詩を発表します

    四つ葉のクローバー

 お父さん
 四つ葉のクローバーを見つけてあげるから
 公園に行こうよ
         と みさが言う

 つれだって出かけたが
 冬の公園は枯れ草ばかりで見つからない

 春になったら見つけてあげる
 だからまた来ようね
        と みさが言う

 二人は手をつなぎ
 歌をうたいながら帰った

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