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2013年1月13日 (日)

『ケータイを持ったサル』

1月13日(日)

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奥武蔵・風景

『ケータイを持ったサル』正高信男・著、中公新書

著者は、今の若い人は「家中主義」になっているといいます。外の世界と関係を築きたくない、仲間内だけで通ずる言葉(あるいは絵文字)でケータイを使い、論理で人を説得したり公的な情報交換に使われる言葉を使わない(なんでも「カワイー」で間に合わせるように)。ルーズソックスや、かかとを踏みつぶした靴、道にぺたんと座り込み、電車で化粧をする、そんなことのひとつひとつが外の世界を認めないで、家の延長と考えているからだというのです。

そのようになる原因がマザコンと子離れしない親にある、と著者は考える。子育てには「スキンシップ」が大切と教育評論家は言うけれど、母子密着型子育ては、発達の過程で社会に出て行く力を弱くすると主張します。母子密着ばかりしていると、引きこもりやパラサイトシングルの原因になるというのです。えづけされたニホンザルなどは母子密着型子育てをするのだそうです。だいたいサルというのは、社会に出て行く必要がないのだそうですね。だから、公的情報交換なんてない。仲間内の信号だけで間に合うわけです。

人間はそのサルに近づいている。そしてこれからももっと近づくだろうという予言です。何だか怖いような・・・。

今日の俳句

亡き人の懐かしくなる炬燵かな

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