川越の本屋へ・探していた本
1月26日(土)
川越の本屋へ。探していた『ぼくには世界がこう見えていた』小林和彦著・新潮文庫を見つける。副題に「統合失調症闘病記」とある。
精神障害者の施設でボラをやっていると言っても、実は統合失調症について、それほど分かっているわけではない。幻聴や幻覚は統合失調症の症状だけれども、他の病気でも起こると言うし、その幻聴や幻覚の中身はどんなものかと言うことは、想像でしか分からない。2月2日に、ある会合でわれわれのボラグループの活動について話すことになっているので、その中身をもう少し具体的に知りたいと思って探していた本である。
実はこの本を探す内に、他の本にも目移りして、何冊かの本を買った。たとえばその1冊は『ギルガメシュ叙事詩』矢島文夫訳・ちくま学芸文庫。ギルガメッシュ叙事詩については名前は知っているし、おぼろげな内容も分かっているような気がするけれど、本当は分からない。精神障害と同じだ。その意味で楽しみな本である。
私は本屋で本を探すのが好きです。目的の本だけではなく、このような本を見つけたりすることがあるからです。実際私が影響を受けたり感銘を受けたりした本は、傲然見つけたものが多いのです。
俳句
冬星座見ろという人逝きしとか
冬夜空曇りて星の見えぬなり
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