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2011年12月 2日 (金)

「老いの生き方」

12月2日(金)

スケッチ

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大宮公園です。

○今日の俳句

 買い物の自転車に降る冬の雨

○『老いの生き方』鶴見俊輔・編、ちくま文庫。

鶴見俊輔編集の「老い」に関する短編小説や随筆集。本屋で見かけたとき、編者が鶴見俊輔なので買う気になった。

このような本はゆっくり読めば良さそうなものだけれども、一つ読み出すとその先が読みたくなって、結局1日で読んでしまった。

皆それぞれおもしろいのだけれども、「老い」というやつは、生きていれば誰にも訪れるし、その先に死があるわけだ。

老いれば大抵の人は死について考える。それぞれの人が死について考え、死んでいく。科学技術のようなものならば、前の人が考えたことを受け継いで、その先を考えていけばいいのだけれど、死については、それぞれの人が一から考えなければならない。その意味で死についての考えに進歩などはないだろう。

ここに収められている短編や随筆のそれぞれについて、感想はあるが、雑学的な興味だけを抜き出してみる。

勝海舟というのは幕末の偉人で、私などもっとも尊敬する人の一人である。しかし、かなりの女たらしであったようですな。富士正晴の「ジジババ合戦、最後の逆転」によれば、かなり大勢いた自分の家の女中全部に「手をつけてある」と客に向かって自慢していたそうだ。だから「たみ」という奥さんはなくなるとき、鱗太郎(海舟)の墓に入れるなと遺言したそうです。

その点、同じ時代に生きた人でも、福沢諭吉は偉いね。当時の人に珍しく、女性の人格を認めていたからね。

勝海舟については、先見の明があったのは事実だけれど、かなりの、はったり屋でもあったと私は思っています。

山田稔の「生命の酒樽」に依れば、人間が一生にのむ酒の量は、あらかじめ神様にきめられといるという考えがあるのだそうです。人間が一生に使う水の量は決まっていて、それを「背負い水」というのだという話は聞いたことがあります。人間はその水を背負って生まれてくるのだというのです。酒もそうだったんですかね。私の酒樽にまだ酒は残っているんでしょうね。

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