« 天高し | トップページ | みちくさバザー準備・こぶし祭り準備会 »

2011年10月19日 (水)

詩「生ましめんかな」

10月19日(水)

スケッチ

Img019

昨日の智光山公園で採った写真からです。その意味で、オリジナル。

○今日の俳句

 廻りつつイカは干される隠岐の島

歳時記に載っている季語はありませんが、イカを干すのは今の季節だそうです。テレビの映像から俳句を作るなんて、邪道なんでしょうね。まるでカラカサのように、棒に吊された沢山のイカが、モーターでぐるぐる回っていました

○精障者授産施設リバーサイドへ。舞台つくりの採寸。

○生ましめんかな

  生ましめんかな  栗原貞子

    ー原子爆弾秘話ー

 こわれたビルデングの地下室の夜であった。

 原子爆弾の負傷者たちは

 ローソク一本ない暗い地下室を

 うずめていっぱいだった。

 生ぐさい血の臭い、死臭、汗くさい人のいきれ、うめき声。

 その中から不思議な声が聞こえてきた。

 「赤ん坊が生まれる」と云うのだ。

 この地獄のような地下室で今、若い女が

 産気づいているのだ。

 マッチ一本ないくらがりでどうしたらいいのだろう。

 人々は自分の痛みを忘れて気づかった。

 と、「私が産婆です。私が生ませましょう」と云ったのは

 さっきまでうめいていた重傷者だ。

 かくてくらがりの地獄の底で新しい命は生まれた。

 かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。

 生ましめんかな

 生ましめんかな

 己が命捨つとも

感想は書きません。

|

« 天高し | トップページ | みちくさバザー準備・こぶし祭り準備会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/118203/42594279

この記事へのトラックバック一覧です: 詩「生ましめんかな」:

« 天高し | トップページ | みちくさバザー準備・こぶし祭り準備会 »