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2011年1月26日 (水)

織田作之助

1月26日(水)

狭山台胃腸科外科へ。

午後、みちくさのスタッフとボランティアの懇談会。

『名短編ほりだしもの』(北村薫・宮部みゆき編)を読んで、好きな作家が出来ました。織田作之助です。私はこれまで、彼の作品を読んだことがありませんでした。

去年だったか、2人の知人に、それぞれ藤沢周平を薦められました。短編集を1冊読んでみました。確かに魅力的な作品で、登場人物は善人で、けなげで、普通の市井の人ですが、芯の通った強いところがあります。でも、1冊だけでもう良いかと思いました。世間に埋もれたような人でも、立派すぎるんです。

そこへ行くと、織田作之助に出てくる主人公達は、駄目人間です。その駄目さ加減がせつなくて可愛い。私と同じ程度の人間だから、親しみが持てるのです。

『探し人』なんて言う作品、せつなくて悲しい。継母の元から離れて奉公を始めた兄が、妹に「必ず迎えに来る」と言ったのに、様々な事情で迎えに行けなかった。それでも妹のことが気になってそれとなく様子を見に行くと、妹も奉公にでたらしい。その後怪しげな仕事をしながら、妹を捜し続ける。妹の方もうまく行かず兄を捜し続ける。怪しげな占い師になっている兄は、後ろを向きながら人を占う。そこへ落ちぶれた妹が占ってもらいに来る。後ろを向いたままの兄妹は、お互いに相手に気づかず別れる。

○今日の俳句

 大寒の日射しは強し乾く鉢

○句文集「白馬岳」をアップします。

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