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2011年1月 8日 (土)

山のあなた・海のあなたに

1月8日(土)

午後、我慢出来ずに散歩に出る。行き先は入間川河川敷で、狭山市と川越市の堺にある安比奈公園。管理は川越市である。往復で約1時間半ほどかかるので、歩数計は付けていないが、1万歩くらいか。

帰り、サンパーク奥富で入浴。サウナはないのだが、65歳以上の狭山市民は150円で入れる。

カール・ブッセの「山のあなた」という詩は多くの人が知っている。三遊亭円歌がまだ歌奴だったころ、この詩の捩りを盛んにやって人気があった。

田舎の中学に通っていたころ、担任の先生が好きだったらしく、教室の前の黒板の上に、この詩を掲げていたので、私は早くから知っていた。だから歌奴が、「俺がやらなければ誰もこの詩を知らなかっただろう」というのには違和感を持った。とは言うものの、私が知っていたのは、たんなる偶然である。

「山のあなた」は明治30年代に出版された、上田敏の『海潮音』という翻訳詩集に出ている。『海潮音』は、今さら言うまでもなく名訳詩集として名高い。

同じ『海潮音』に「海のあなたの」という詩もある。こちらは歌奴が取り上げなかったせいで? あまり知られていない。

   海のあなたに  テオドル・オオバネル

 海のあなたの遙けき国へ

 いつも夢路の波枕

 波の枕のなくなくぞ

 こがれ憧れわたるかな

 海のあなたの遙けき国へ

「山のあなた」にしろ「海のあなたに」にしろ幸いや憧れは、此処にはなくて、遠いところにあるんですね。でも、それは若いときです。歳をとってしまうと、強い憧れ自体がなくなってしまう。窓脇の日向ぼっこが幸せ、テナものですよ。

○今日の俳句

 寒気団蒲団の中の背伸びかな

 薄氷を割って釣り人並びおり

 釣り人にくすぶっており背の焚き火

 小魚の浅瀬に群れる日向ぼこ

 転ぶたびだるまの福の近くなる

薄氷は「うすらい」と読みます。

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