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2010年11月29日 (月)

俳句について

11月29日(月)

精障者作業所「みちくさ」へ。先々週種を蒔いたホウレンソウと小松菜の芽が出そろっている。

俳句について

私が俳句を始めたのは65歳である。晩学もいいところだ。感性も感受性も鈍ってから始めたのだから、ものになるわけはない。ぼけ防止になればと思うが、それだって怪しい。もっとも、俳句は少し惚けた方がおもしろいかもしれない、と思うときもある。

それでも、9年もやっていれば、少しは俳句について考えるときもある。下手の考え休むに似たり、ではあるけれど。

ある句会に

 右雲海左遙かに日本海

 一人とはかくも幸せ秋の酒

という句を出した。他にも出したのだけれど、此処で問題にするのはこの2句。

私は、「右雲海」の句の方を気に入っている。しかしこの句の得点は1点。「一人とは」の方は4点。私の感覚は逆なんだけどなあ・・・。山に登らない人の共感は得られないのかな。

「右雲海」の句は白馬へ行ったときの感激を詠んだもの。大雪渓をのぼり、白馬山頂から白馬大池に向けて歩いているときの景である。右側は何処までも雲海が広がり、左側は雲海の遙か先に日本海が見えていた。それを、何の技巧もなく、ただ素直に詠っただけである。単純だが、スケールは大きいと思っている。

それに比べると「一人とは」の方は平凡だと思うんだけどなあ。「一人とはかくも幸せ」なんて、ちょっとした言葉のアヤだし、それに「秋の酒」を結びつけるのも平凡である。掌で言葉を転がしているようなものだ。

私は断然

 右雲海左遙かに日本海

の方が好きだ。誰に取り上げられなくても、この句は私がこれまで作った句のなかで、最も優れたものだと思っている。

○ところで、今日の俳句

 富士見えて冬菜の芽吹くゴマ粒ほど

今日の俳句なんて、いつまで続くかと思ったが、書き出すと続くものだ。それこそ、掌で言葉をこねくっています。

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