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2010年1月25日 (月)

電話は苦手だ

1月25日(月)

俳誌「つばさ」へ投句。

精障者作業所Mへ。

昔、電話が苦手だった。

15,6歳のころは、せめて将来は、電話があるくらいの家にすみたいと思った。しかし今は、携帯などを含めると、個人で電話を持つ時代になった。

わが家に初めて電話が引けたころ、なんとなく電話に出るのが怖かった。電話がかかってくると、つい緊張して、必要以上に大きな声で応対したりした。こちらから電話をかけるときなどは、かける前から胸がドキドキするのである。今考えると、嘘みたいな気がする。

その後、さすがの私も電話に馴れたから、恋人にでもかけるのでない限り(残念ながらそんな人はいないが)、電話でドキドキしたりはしない。

私はもう少し留守電を使えばいいのだけれど、外出するときも、めったに留守電にしない。私から電話をかけて、留守電だったとき、「ピーと言う音がしたらメッセージをしてください」などと言われると、よほどの用件でない限りがちゃんと電話を切ってしまう。なんとなく留守電を使いたくない気分がある。私などのところに、それほど重要な用件の電話があるなんて思えないしね。

しかし、独りで住んでいると、それでは不便なこともありますな。でもまあ、居ないときにかかってきた電話なら、こっちは知らないことだから、出なくても心が痛んだりはしない。問題は、家にいるのに出られない状態の時にかかってきた電話だ。たとえば、トイレとか、風呂に入っているときなどです。そんなときに電話がかかってくると、出なければと思って、気がせいてしまうのです。

今日も風呂に入っているときに電話がありました。電話に気づいて、私は素っ裸のまま、体も拭かずに部屋を走り、受話器に飛びついたのです。すると電話の主は、澄ました声で、お墓の勧誘をはじめました。腹立つなあ、もう。

やっぱり電話は苦手だ。

     

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