やったぜ、ベイビー ほりかねの井
やったぜ、ベイビー。
次女、男児出産。今、そのニュースに接したばかり。母子とも健康のようだ。私の気分、そわそわ。私にとって、3人目の孫になる。とにかく、そわそわ。
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上の文だけ書いて1度アップしたけれど、考えてみれば、私が家でそわそわしたところで何も変わらない。母子ともの健康だそうだから、明日、病院に行きましょう。
散歩をしました。目的もなく家を出て、着いたのは堀兼神社と堀兼の井。
真ん中に木の棒が幾つか見えるが、そこに井戸がある。地面をすり鉢状に掘って、その底から井戸を掘る形で、「まいまい井戸」というもの。まいまいとは、カタツムリのこと。カタツムリの殻のように、螺旋状にまわりながら降りていく井戸という意味です。
枕草子168段は「井は、ほりかねの井」ではじまる。岩波の「日本古典文学大系」では、ほりかねの井の註に「武蔵の国入間郡堀兼村」とある。現狭山市の堀兼だ。しかし枕草子に出てくる「ほりかねの井」がこの井戸という考えには、疑問を呈する郷土史家が多い。「ほりかねの井」とは「まいまい井戸」のことで、特定の井戸ではないと言う意見もある。
散歩が、堀兼の井に着いてしまったので、今度は「七曲の井」に寄ることに決めて歩き出す。
これが「七曲の井」周囲70㍍、直径26㍍、深さ11.5㍍。堀兼の井より、こちらの方が古いと思われる。平安時代中期にはあったらしい。だから「七曲の井」こそ、「ほりかねの井」だと考える郷土史家もいる。ここは入曽地区だが、小字が「掘難井」というらしい。
この井戸の隣に不老川が流れている。
もっとも汚染された川のワースト1として新聞などに紹介されたことのある川である。今では行政や住民の努力で、普通の川になった。この川、元々は乾期になると水のなくなる川だったらしい。不老川と書いて、本当はトシトラズガワと言ったのだそうだ。正月には水が流れないので、歳をとらない(昔は誕生日ではなく、正月に歳をとった)というわけである。だから、川の脇に、川より深い井戸を掘ったものだろう。
堀兼と入曽を回って、今日の散歩は3時間あまり。
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