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2009年11月 5日 (木)

なじみの俳句

11月5日(木)

精障者授産施設リバーサイドへ。

今読んでいる本のせいで、

「え、あれは俳句だったの?」

と言うのが幾つかある。たとえば、

  夕涼みよくぞ男に生まれける   榎本其角

そういえば五七五ですね。季語もあるし。

  化け物の正体見たり枯れ尾花  横井也有

なるほどねえ。これも俳句だわ。

  この塀に小便するな管理人   ぼんくらカエル

さすがにこれは俳句ではない。でも、五七五というのは調子が良いから、格言やスローガンなどになりやすいんだろうねこんな看板、無意識のうちに作りそうだ。

次は、俳句と知ってはいたが、誰の作か知らなかったもの。

  行水の捨て所なし虫の声   鬼貫

  雪の朝二の字二の字の下駄のあと  田捨女

  これはこれはとばかり花の吉野山   貞室

  梅一輪一輪ほどの暖かさ   其角

  鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春   其角

  我がものと思えば軽し笠の上(雪)   其角

さすが其角、芭蕉の高弟だけあって、「夕涼み」の句を含め、俳句に興味のない人でも知っているような句を、幾つも作ってますね。

以上は、良いか悪いかは別にして、なじみの俳句です。

おもしろいのは路通。乞食坊主だっだのを芭蕉に拾われて弟子になり、やがて還俗する。

  いねいねと人にいはれて年の暮   路通

乞食のころ、「あっちへ行け」「あっちへ行け」なんて言われていたんですね。

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