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2009年10月21日 (水)

ゴンチャ-ロフの日本渡航記

10月21日(水)

江戸から明治にかけて、日本に来た外国人が日本をどう見たか、逆に、外国へ行った日本人が何を感じたか、ということになぜか興味がある。

その興味のせいで、今『ゴンチャ-ロフ日本渡航記』を読んでいる。ゴンチャーロフとは1860年ころのロシアに人気作家で『オブローモフ』は傑作とされる。セルバンテスの『ドン。キホーテ』が一つの人物像を作り上げたように、『オブローモフ』もまた、一つの人物を作り上げたと言われるそうだ。「オブローモフ気質」とは、「無為徒食する人」という意味に使われるらしい。

そのゴンチャロフ、日本開国を迫るロシアの艦隊の提督の秘書官として、来航したときの手記である。そんな関係で一般庶民との接触はなく、役人とか通訳などの観察などを書いている。そのことが少し物足りない。当時の幕府が、開港したくなくて、渋々交渉に臨み、引き延ばし策ばかり取っていることはよく分かる。

あとは食事に招待したり招待されたり、おくりものをしたりされたり、当時の日本の習慣や、両国の文化の違いみたいなものはあるが、たいしておもしろいとも思わない。

文化の違いにとまどいながら、その中で生活したり、旅行したりする物の方が、私は好きだ。ゴンチャロフの場合、「上から目線」で書いているので、それも少し気になります。当時とすればやむを得ないかとも思うけれど。

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