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2009年8月 1日 (土)

豊かさの中にある貧しさ 死の前兆

8月1日(土)

マニフェストというものも、読んでみると、そうできたらいいねと思うけれども、ほんとに出来るのかなと思う約束が多い。

中でも、「それ、違うんじゃないの」と思うのが、10年後に国民の所得を月10万円上げて、世界最高水準の高所得の国にする、と言う約束だ。

それが理想だろうか?国民の多くがそれを望んでいるのだろうか? それやあ、収入は多い方が良いサ。だけど、日本の問題は、豊かさの中にある貧しさではないのか。アメリカは、もっとも所得の高い国だが、貧困大国でもある。日本もそうなってしまった。豊かさの中にある貧しさこそ問題なのだと思う。

豊かと言われる日本には、ホームレスが沢山にて、ワーキングプアをよぎなくされている人も多い。昔は日本にだって、「稼ぎに追いつく貧乏無し」なんて言う諺もあった。「働けど、なおはたらけど我が暮らし楽にならざりじっと手を見る」なんていう、身につまされる啄木の歌もあるけれど、健康でよく働く人は、他の貧しい人と同じ程度に生きていくことは出来た。

今の世の中、怠け者が貧しくなるのではないんです。普通の人が、何かの弾みで、ワーキングプアになるのです。そして、それを自己責任だなんて言ってるんです。犬に高額なチョッキを着せて自慢しているような人がね。昔ならそんな人を、罰当たりと言ったんです。

今は、一度ワーキングプアになってしまうと、めったなことで、這い上がることが出来ないんですからね。豊かと言われる国のこのような実状は、恥だと思います。ワーキングプアの問題を解決できないようでは、資本主義はもう駄目だとまで思います。

ちなみに、啄木の場合は、一般労働者の何倍もの給料をもらいながら、派手な遊びで金を使っていたんですけどね。

老人介護施設Kの夏祭り。太鼓や踊りがあり、誘導、その他の手伝い。

御伽婢子・63

死の前兆

享徳年中(1452-1455年)細川勝元の家来磯谷甚七という者が昼寝をしていた。その妻は外出先で、見たこともない人が右手に太刀を持ち、左手に磯谷甚七の首を提げて走っていくのを見た。

妻が驚いて家に帰ってみると、磯谷は前後不覚に眠っていた。妻は思わず、枕元にへたり込んだ。

すると磯谷が目を覚まし、誰とも知らぬものが俺の首を切って持ち去る夢を見たという。

二人は気味悪くなり、祈祷師を頼んで、正夢にならないように、夢違えの祈祷をしてもらった。

その同じ月の末、細川勝元は足利将軍に叱責されることがあった。勝元は、それを家来のせいにして、磯谷の首を切らせて差しだし、自分の罪を逃れた。

                       第6巻 終わり

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