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2009年8月21日 (金)

何だっけナア 邪神を責め殺す・1

8月21日(金)

何だっけナア。

近ごろこれが多いんです。さっきやろうと思ったのは何だっけ? 今朝の食事のおかずは何だっけ? あれ?俺が探しているのは何だっけ? テナもんですね。

その一つに、ブログで書く内容があります。さっきまであることを書こうと思っていたのに、今は思い出せません。何だっけナア。

近ごろは「俺も惚けがまわってきた」と口にします。半分は本気ですが、内心は、まだ本当の惚けではないという気持ちもあるわけです。でも、あやしいんだよねこれが・・・。人間は必ず死ぬ。私くらいの歳になれば、いつ死んでもおかしくはない。でも、明日死ぬと思わぬところが甘いのです。惚けも同じ。まだまだと思っているうちに、敵は後ろから近づいてくる・・・のかな?

今日のボラは特養老人ホームS。痴呆症の進んでいる人が相手だった。いつも行っているので顔見知りの人が多い。ああ、この人は前よりも進んでいるなあ、と感じることもしばしば。

認知症の人には、そんな言葉は知らないとしても、自分が認知症になった悲しみがあると思います。惚けたから何も分からないというのは間違いでしょう。

知的障害でも同じです。自分が充分に知的に発達できなかったという悲しみが、本人が意識するしないにかかわらず、あると思います。不治の病にかかった人が持つ悲しみと、それは同じです。認知症の人も、知的障害の人も、それを言葉で表せないだけだと私は思います。

話はまるっきり変わりますが、炎天下の道路工事で地べたを叩いている人と、冷房の効いた部屋でマネーゲームをやっている人とを比べると、本当に社会に役立っているのは、地べたを叩いている人の方だと思うのです。しかし、地べたを叩いている人は、人に馬鹿にされる存在です。辛い仕事に堪えて、食うや食わずの生活を送るのです。安楽椅子に座る人々は、落ちこぼれは本人のせいだと言います。少し環境が違ったら、自分が地べたを叩く方にまわっていただろうなどとは、考えがおよばないのです。

話しが横滑りしちゃったけれど、いつものことです。

御伽婢子・81

邪神を攻め殺す・1

常陸の国(茨城県)笠間郡の荒野に小さな祠がある。後ろには筑波山が迫って社はいつも日陰である。前には沢があり、水は深く、藻が覆っている。その辺りは常に雲が覆い、小雨が降っている。

人々はこの社の神を畏れて、傍を通るときには、必ず散米をし、御神酒を供える。さもなければ、必ず祟りに会う。

明徳年中(1390-1394年)岐阜の僧、性海という者がこの地を通った。元より修行で諸国行脚をしている身なので、袋の中には何の蓄えもない。ただ礼拝しいて、お経を唱えて通りすぎた。

ところが1キロばかり行くと、道が不明になり、あちこち探し歩いているうちに、急に大風が吹き出した。砂を巻き上げ、石を飛ばし、黒雲は空を覆い、霧が立ちこめる。何か怪しげな声を上げて、後ろから追いかけてくる者がある。振り返れば、見たこともないような妖怪が大勢でこちらに迫ってくる。

性海は必死に逃げた。化け物のために命を落とすかも知れないという恐怖に駆られ、お経を唱えながら、ただひたすらに逃げた。どうにかこうにか鹿島明神の社まで逃げると、化け物は去り、雲は切れて晴間が現れた。

性海は鹿島明神に祈りを捧げ、先の社でお経を唱えたのに、なぜ自分を殺そうとして妖怪が追いかけてきたのか、その理由を教えて欲しいと祈った。先の社は邪神を祭っているのか、それとも自分に誤りがあったためなのか、その理由が知りたかった。

その夜は疲れ果てて、他に行く当てもなかったので、、鹿島明神の軒下に寝た。

                            続く

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