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2009年8月28日 (金)

水遊び(水彩) 歌の仲立ち・2  

8月28日(金)

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水彩画の会。航空公園の水場で遊ぶ子どもたちです。私の絵ですから、バックは意識的に変えています。現場の写真も撮りましたが、子どもたちは入れ替えました。乱暴で早いのが私の絵です。

御伽婢子・85

歌の仲立ち・2

前回のあらすじ 永谷兵部少輔色男で学問を好む。いっぽう牧子という美女が万里小路のあたりに住んでいた。あるとき兵部は牧子の家の塀の外で休んでいた。中に人の気配がするので、塀の崩れから覗いてみると、美しい娘が針仕事の手を休めて、桜の花を愛で、小鳥のさえずりを聞いている。そして歌などを詠んでいる。

兵部はその美しい姿を見て、目が離せなくなった。牧子はそんなことも知らずに、庭に降りたが、ふと、兵部と目があった。これまたポーとしてしまい、「この人に抱かれたいわ」と思った。そして、

   我門のそとにもさける卯の花を

       かざしのために折るよしもがな

と、歌を詠む。

外に立っている人を私のもとに引き寄せる方法はないかしら、との歌を聴いて、兵部の心も高ぶり、あり合わせの紙に2首の歌を書いて、塀の中に投げ入れた。

   いのちさへ身の終にやなりぬらむ

       けふくらすべき心地こそせね

   入りそむる恋路はすゑやとほからむ

       かねてくるしき我こころかな

あなたを思う苦しさに、今日にも命が終わりそうだ、という歌である。牧子は短冊に歌を書き投げ返す。

   あじきなし誰もはかなき命もて

       たのめばけふの暮れをたのめよ

今晩来てね、と返した。兵部はその短冊を持ち帰る。夜が待ち遠しいったらありゃしない。

                         続く

何しろこの先が良いところだから、今日はここでおしまい。プラトニックラブなんテエのはないんだね。

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