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2009年8月25日 (火)

憧れは半分実現する? 歌の仲立ち

8月25日(火)

子供のころ、大人になったら何になりたいと思っていただろうか。長年生きてきたので、大方忘れてしまった。

透明人間なんかにはあこがれたネエ。あのころ透明人間になって何処に行きたいと思っていたのかナア。子供だから、まさか女風呂じゃああるまいし・・・。

少し長じては、詩人とか画家とかにはなりたかったね。但しこれは貧乏と結びついていました。芸術家なのに金持ちなんて言うのは、偽物のような気がしていました。芸術家になれるなら、貧乏でも良いと思っていたのです。

但し、何かになるために努力したことはありません。だいたい努力することが嫌いです。ただ漫然と憧れるわけですナ。

でもその憧れ、半分は実現しましたょ。憧れは、努力しなくたって、半分くらいは実現するのです。その証拠に、私は芸術家には成れませんでしたが、貧乏には成れました。                     

御伽婢子・84

歌の仲立ち・1

浅井了意の物語の主人公は、なんで美男美女ばかりなのでしょうか。これもまた、美男美女の話です。

永谷兵部少輔と言う者が、1條戻り橋付近に住んでいた。21歳になるイケメンで、風流人と言われていた。学問を好み、北畠昌雪法印のようにすぐれた学者のもとに通い、儒学を勉強した。

一方、神祇官の家の近くに裕福な家があった。もとは山名氏1族だったが、今は武門を捨て平和に暮らしている。その家に娘が1人いて、「牧子」という名前である。これがまた美女で、絵が上手で生け花が上手。歌の道も心得、風流を解した。

あるとき、兵部は書を持って、万里小路に詣でた。帰りに牧子の家の辺りを通る。塀の外で休んでいると、中に人の気配がする。塀の少し崩れたところから覗いてみると、ことのほか美しい娘が、縫い物の針を止めて、庭の花を眺め、小鳥の声に耳を傾けている。そして歌を作り、つぶやいた。

   ほころびて咲く花ちらば青柳の

      糸よりかけてつなぎとどめよ

やっと咲いた花が散ったらば、青柳の糸でつなぎ止めなさいと言う歌である。

                      続く

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