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2009年7月19日 (日)

汗をかく 伊勢兵庫仙境に至る・2

7月19日(日)

私は汗かきである。私はほとんどエアコンを使わず、扇風機で過ごしているから、わが家にいるだけで汗をかく。わが家のエアコンは、付けても効きが悪い。買い換えたくても金がないというのが実状。別に、エアコン買ったら破産する、と言うほどではないけれど。まあとにかく、扇風機で過ごしているのです。だから毎日汗をかいています。

なぜか知りませんが、汗かきなのに、私は昔から、掌や足の裏に汗をかきません。木工関係の職人(琴作り)ですからノコギリやカンナやノミを使って仕事をしていました。私が使う道具は、使い込めば使い込むほど、ぴかぴか光ってきます。掌に汗を多くかく人は反対で、ノコギリでもノミでも、指や手の当たるところが錆びてきます。

掌に汗をかく人は、手が汚れても洗うときれいになりますが、汗をかかない人は、幾ら洗っても汚れが取れません。だから私は、汚れが取れずに苦労しました。

足の裏に汗をかく人の靴や靴下は、すぐに臭くなりますが、かかない人は、靴が匂ったりしません。だから私は、自分の靴の匂いを嗅いで、鼻を摘んだりはしません。

汗のかきかたでも、いろいろあるんですよね。

汗をかく位置は、歳をとるにしたがって、体の上の方に移動するそうです。ホームで電車を待っているおじさんが、ハンカチやタオルで、しきりに頭を拭いているのを目にしませんか。あれは頭に汗をかく年齢になっているからです。

実はかくいう私も、頭に汗をかきます。胸や背中にもかきますが、タオルで拭きたくなるのは頭です。タオルで何回も頭を拭いていると、頭の天辺の辺りの汗が粘ってくるんだなあ。まるで脳味噌がにじみ出てくるようだ。

大丈夫だろうかねえ、私の脳味噌は・・・。

頭を左右に振ってみてください。なにか音がしますか。しなければ安心です。頭骸骨の中に脳味噌が一杯詰まっているからです。私も音がしません。頭蓋骨の中が空っぽだからです。味噌が頭からにじみ出てしまったのです。きっと・・・。

御伽婢子・55

伊勢兵庫仙境に至る・2

前回のあらすじ北條氏康の家臣伊勢兵庫は、北條氏康の命を受けて八丈島の探索に出かける。しかし悪天候のため、遙か南の島に流れ着く。どうやら観音浄土に近い仙境らしい。親切な島人の家を訪れ、珍しい酒を振る舞われ、爽やかな気分になる。

主は、大昔の保元の乱(1156年)や平治の乱(1159年)について、まるで目の前に見ているように話す。

(ぼんくらカエル独り言。家の調度は、金銀宝石で出来ていて、花でも木でも箱でも、この世のものとは思われない色、形、香りがしているんだってさ。見慣れない鳥が美しい声で啼き、池の水は強くて石を投げても沈まず、島の人は全部若くて歳をとらず、美男美女ばかり、なんてことを、延々と書いてます。全部カット)。

伊勢兵庫はここに住みつきたいと思ったが、主君の命で来たことでもあり、やはり帰らなければと思い、主に相談した。主は、ここまで来た証拠として馬とオオムを船に積み、兵庫を送り出してくれた。そして順風を吹かしてくれたので、1日で伊豆に着いた。

まず氏康に報告しようとして城に行ったら、兵庫が船出してからもう何年もたっていて、氏康は既に亡くなっていた。兵庫は嘆き悲しみ、子の氏政に仙境の報告をした。

その昔、垂仁天皇が田島守に命じて、常世の国から香実(カグノミ)を求めさせた。田島守がその実を手に入れて帰り着いたとき、すでに垂仁天皇は亡くなっていた。田島守は嘆き悲しんで死んでしまった。その実とは、今の橘である。

兵庫もまた、腹を切って死んでしまった。その前に物語を書き残していたので、いまの世に知られたのである。

                         終わり

ぼんくらカエル独り言

なにも死ぬことはないだろう。腹を切ったなどと、生々しい。

田島守については、戦時中の学校で習いました。こんな歌があります。

   香りも高い橘を

   積んだお船が今帰る

   君の仰せをかしこみて

   万里の海をまっしぐら

   今帰る田島守

   田島守

2番もあるのですが、歌詞を忘れてしまいました。

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