ネズミに曳かれる
6月22日(月)
精障者作業所Mへ。
○
私が精障者作業所Mから帰るとき、メンバーは帰ったあとで、男性スタッフが1人だけ残っていた。帰りぎわ、私はその彼に、
「ネズミに曳かれないでよ」
と言い、続けて、
「前にいた人にも同じことを言ったけれど、その時は『意味が分かりません』と言われたよ」
と付け加えた。すると、
「私も分かりません」
だとさ。おやおや「ネズミに曳かれる」なんていう言葉はもう死語なのか。昔は、1人で居残りするような人によく使った言葉だと思うのだけれども・・・。
この言葉の解説を書いておかなければいけないのかな。昔の一般家庭には、今よりネズミが多かったと思います。夜など電気を消して寝ていると、天井裏でネズミの走る音がよく聞こえたものです。壁の下の隅に穴などがあいていて、そこからネズミが出入りするなんてことも、実際にありました。そんなネズミも、明るいうちや、賑やかなときには出てきません。人がいなくなって静かになると、ちょろちょろと姿を現すわけです。だから、夕方1人しかいないようなときには、ネズミが出やすくなるわけです。「ネズミに曳かれるな」というのは、獲物(餌)としてネズミに銜えられ、ネズミ穴に引きずり込まれるな、と言うことなのです。
言葉とか諺とかは、その人の環境によって使う頻度が違ったでしょう。「ネズミに曳かれるな」なんていうのは、私は普通の言葉と思っているけれども、二人の人が知らなかったということで、そんなに一般的な言葉ではなかったのかなと、とも思います。どっちですかね。時代が代わって死語になったのか、もともと一般的な言葉ではなかったのか。
言葉も諺も、時代による変化はあります。私が昔使っていた言葉や諺でも、今では死語か死語に近くなっているものはあります。その代わり、新しく生まれ、私などは理解できない言葉も沢山あります。昔からある言葉や諺も、意味が違ってきたものもあります。これなど、困るんですよね。歳寄りは、一度覚えたものを、覚え直すなんて、特に難しいのです。歳寄りが若者言葉を批判する何分の1かは、頭が固くなって新しい言葉を理解できなくなっている、と言うこともあるんだろうなあ。
| 固定リンク


コメント
そういえば、ネズミに曳かれるなよ~って帰りの挨拶に、子供の頃は言ってたね~。最近はネズミより超怖いものが多すぎだね。
投稿: ニケ | 2009年6月23日 (火) 11時00分
私も、ねずみに曳かれるよ わかる世代です。
今の若い人は、内の子供達も ネズミ もしかすると絵本や図鑑でしか知らないかも 本物のネズミ見たことないのかも
夕食の天ぷらをネズミ捕りに付け、翌日カゴに紐をつけ、家の裏の堀で近所の子供と一緒に、ネズミを水死させ、喜んでいました。今考えると残酷なことですが、それがあの頃の生活でした。
思い出しましたよ。
いつもコメントをありがとう。実は私もネズミと死にかかったネズミを水死させたことがあります。
ぼんくらカエル
投稿: 五十路 | 2009年6月23日 (火) 17時37分