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2009年5月28日 (木)

K福祉会後援会 狐の妖怪

5月28日(木)

午前、ボラグループ定例会。

午後、K福祉会後援会総会。

総会後、NHK制作のDVD「笑顔輝く日まで~京都精神科在宅医療の挑戦」を鑑賞。精神科医とそのグループによる、精神障害者の在宅医療の試みを記録したもの。優れた試みと思うけれど、医師の保険の点数などはどうなるのだろうか。はたして日本の医療制度はどうなのだろう。、他の医師も真似してやっていける仕組みになっているのか、気になるところだ。

NHKは同じ内容に解説などを付けたものを、6月17日8時30分から放送予定という。

御伽婢子・16

狐の妖怪

琵琶湖のほとり、武佐というところに割竹小弥太という者が住み、宿屋をして生計を立てていた。相撲が好きで、力があり、胆力も座っていた。

あるとき篠原村に用事があって出かけたが、夕方薄暗くなったころ、狐が道に出てくるのをみた。人間の頭蓋骨を頭にのせている。何をするのかとみていると、頭蓋事を頭にのせて立ち上がり、北に向かってお辞儀をした。すると頭蓋骨は落ちたが、また頭にのせてお辞儀をした。こんな事を7回ほどくり返したが、7回目には頭に馴染んだのか、落ちなかった。次に、いずまいを正し、北に向かって礼拝をくり返した。すると狐は、17・8歳の美しい娘に変わった。

小弥太が近づいていくと、娘は哀れっぽく泣き声を上げた。小弥太はそ知らぬふりをして娘のそばに行き、声を掛けた。

「こんな淋しいところで、どうして1人で泣いているのです?」

「私はここの少し北の方に住んでいました。最近、木下藤吉郎という大将が山本山の城を攻めてきました。父と兄弟は山本山で討ち死にし、母は家の中に隠れていましたが、家に押し入った盗賊に殺され、財宝は残らず奪われました。私は草むらに隠れて、かろうじて生き延びましたが、この先のことを考えると、生きている手だてもなく、家族の後を追って死のうと思っています。その悲しさに泣いていました」

小弥太は考えた。こいつめ、おれを騙すつもりだな。よし、それならば、おれの方がこの狐を騙してやろう。それで、やさしく声を掛けた。

「それはなんとも気の毒です。私の家は貧しいけれど、あなた1人を養うくらいのことは出来ると思います。家事などを手伝って貰えるなら、来ていただいても良いですよ」

「それはありがたいことです。お世話になることが出来るなら、あなたを私の父と思い、必ず家のために役立つように致します」

そこで小弥太はその娘を家に連れ帰った。娘は小弥太の妻に対しても、同じ話しをした。小弥太は何も言わなかったので、妻は娘の話を信じ、その哀れっぽさや美しさにもほだされ、家に置くことに同意した。同居してからの娘はよく気が利いて、妻にも尽くした。

                             続く

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