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2008年12月 9日 (火)

本との出会い

12月9日(火)

今日は不思議な気がした。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺について書いたのは、つい2,3日前だ。今日読み出した本に、同じ諺が書いてある。その解説は次のようだ。

・・・風が吹けば埃が立つ。埃が立つと目を患う人が増える。すると目が見えなくなる人が多くなる。目が見えなくなった人の中から三味線弾きが出る(江戸時代は琴や三味線、それにあんまなどは盲人の職業だった。ぼんくらカエル、註)。三味線弾きが多くなると三味線の需要が増える。三味線の皮は猫のものなので猫の需要が増える(津軽三味線その他、現在では犬の皮も多く使われる。ぼんくらカエル註)。町から猫が少なくなる。するとネズミが増える。増えたネズミは風呂桶をかじる。だから桶屋が儲かる・・・。

私が書いた理由との違いは、陸と海の違いだけだ。私のは、風が吹くと海が荒れ、海が荒れると船が沈む。船大工が忙しくなって、景気が良くなり、音曲が流行って、三味線が流行るというもの。以下同文という奴だ。

私はしばらく前から資本主義も行くところまで行ってしまったのではないかと思っていた。このブログにも、素朴な疑問を書いたことがあると思う。マネーゲームで儲けて、飼い犬を宝石で飾るものを、セレブといってもてはやす神経。そういう者を下品だと思わない世の中。変です。

私が何となく感じていたそのようなことを、今日読み出した本は、まともに取り上げている。正義というもののいい加減さについても書いている。これも私の持論だ。人を殺すのは悪だという素朴な主張についたも取り上げられている。

「本というものには、出会うべき時に出会う」と誰かが言っていた。そんなものなのかな。

その本とは藤原正彦著『国家の品格』である。藤原正彦は数学者で、新田次郎と藤原ていの子供らしい。前書きや目次を見ると、武士道精神の復活だとか、日本は他のどの国とも違う異常な国などと書いてあるので、この先を読み進めば、私の思いとは違う方へ進んでいきそうな気がする。しかしこれまでのところでは、私が漠然と感じていたことを説明してくれたと思う。

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