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2008年11月 6日 (木)

言葉の使い方が変わる

11月6日(金)

老人介護施設Kへ。

言葉の使い方、奥さん、お父さん、旦那

テレビを見ていたら、中年のある俳優が、自分の妻をさして「うちの奥さんは旦那を立てる人」と言っていた。

ウーン。なんか私には違和感がある。

自分の妻を「奥さん」というのは、近ごろは当たり前になった。

「奥さん」というのは、元来は美称で、上流階級の主婦をさした。自分の妻には使わない言葉だったはずだ。使うとしても、いくぶん照れた表情を見せながら「うちの奥さんがね」という程度だった。しかし近ごろは、当たり前の言葉として、自分の妻を「奥さん」という。言葉の使い方は時代によって変わるのだから、そんなことにこだわってみても仕方がないのかもしれない。

同じような言葉に「お父さん」というのがある。これも少し前までは、中学生くらいになったら、「私のお父さんが」などとは言わなかった。「私の父」とか「親父」とか言ったはずである。今では、大の大人が、当たり前のように「私のお父さん」などという。

奥さんが、自分の夫を「旦那」と言うことは前からあった。これも本当は、初めて聞いたときには違和感があった。つまり、昔からある言い方ではなかったように思う。しかし、聞き慣れてから久しい。とはいえ、夫が自分のことを「旦那」というのはどうだろうか。私が今日、中年俳優の言葉に違和感を感じたのは、その点にある。

旦那というのは、本当は仏教用語らしい。中国では、お上が庶民を見下して「旦那」ということがあったという。しかし日本で、妻が「うちの旦那」と言うときには、自分の夫をあがめていう言葉だった。しかし、今日の俳優は、自分のことを旦那といった。こんな使い方も、もう当たり前なのかなあ。言葉の使い方はどんどん変わってくるということなのかも知れない。

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