仕事について 柿の木
10月19日(日)
仕事について
何をさして仕事というか。
私の考えでは、仕事の第1義的なものは、ものを生産することである。文字通り額に汗するような労働である。
次に、その仕事をしやすくすることである。環境を整えたり生産手段を考えたりだ。
そして、人を楽しくすること、喜ばせること。
このほかにもいろいろとあるのだろうけれども、マネーゲームなどは、本当の仕事からは遠いものだと思っている。しかるに、一番儲かるのは、それをやっている人たちなんですね。近ごろプライムローン問題とかで大騒ぎしているけれど、その大本の、倒産した会社の人たちは、平社員でも億の金を取っているんだってね。
額に汗することから遠くなる仕事ほど金になるというのは、どこかおかしいなあ。それなのに額に汗する人も、不景気の影響は受けるんだよね。
人が皆世にあるときは数ならで
憂きには洩れぬ我が身なりけり
上田秋成(胆大心小禄)
歌の意味は、景気の良いときにはそのおこぼれにも預かれないけれど、悪くなるとその影響をもろに受ける、ということです。本当は、上役の悪事で腹を切らなければならなかった下級武士の辞世の歌ですが・・・。
柿の木
狭山市郊外の農村地帯を歩き、柿の木の写真を撮りました。
本当は、葉が落ちて柿の実だけが赤く色づいているのを撮りたかったのですが、まだ時期が少し早かったようです。
写真を撮りたかった理由は、こんど描こうと思っている水彩画に、柿の木を入れたいと思っているためです。
私は写実を離れていますが、写生を無視しているわけではありません。近ごろブログに載せた写実的な絵は、興福寺の阿修羅像くらいですけれどね。
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