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2008年6月10日 (火)

青梅民族博物館・蛇酒を飲む

6月10日(火)

青梅郷土博物館、宮崎家住宅

車椅子のTさんと、青梅郷土博物館へ。

Imgp0090 この写真は、同博物館の近くに成木(近くの地名)から移築された、築250年の民家、宮崎家。屋根には、苔や草がびっしりと生えていた。葺き替えてから24年目で、来年葺き替えるのだそうだ。つまり、一番苔の多い時期の屋根を見ているわけだ。

内部は、たたき(土間)があって、囲炉裏があって、座敷があって・・・まあ昔の民家の標準タイプみたいなもの。

成木は、漆喰の産地だったそうで、江戸城の白壁なども、そこで作られたのだという。

この写真、拡大すると、多分紙面をはみ出します。スキャナーから取り込む場合は、拡大しても大丈夫なように出来るのですが、デジカメからだと、どうして良いのか分からない私です。

伊原新三郎蛇酒を飲む(狗波利子・通算23回)

元和年中(1615-1623年)に、伊原新三郎というものが、長く浪人をしていた。ある日、三方原に行ってみた。

折から夏のこととて、暑さが甚だしいのだが、蝉の声が涼しい。ぼんやりとある続けた。気がつくと、日はもう傾いて、風が柔らかに吹いている。道の辺に林があり、新しく建てられた家が4-5軒見えた。飲食をさせる家のようだ。立ち寄って休もうとすると、うら若い美しい娘が出てきて、

「ここはお武家さまがたがお遊びになるところです。しばらくお休みになって下さい」

という。

言葉つきも、愛嬌たっぷりなので、中に入ってみると、他に客はいなかった。新三郎が戯れにちょっかいを出すと、嫌がる風もなく、

「今日は誰もいないから大丈夫よ」

などと、しなだれかかる。新三郎は喜んで、夜まで居続けた。娘は、

「何も食べていないので、お疲れになったでしょう」

といって餅をすすめた。

「酒はないのかね」

「おいしい酒があります。お持ちしますね」

新三郎は、もともと飲んべえなので、娘に勧められるまま、差しつ差されつで盃をかさねた。娘は奥の方から、幾らでも酒を持ってくる。新三郎は足音を忍ばせて娘の後に付いて行き、奥を覗いてみると、大きな蛇が吊されている。娘は刀でその蛇の腹を刺し、したたる血を桶に受け、なにやら怪しげな粉を入れて酒に変えている。

新三郎は恐ろしくなって、家の外へ出て逃げ出した。

それと気づいた娘は、

「まて!」

と叫んで後を追いかける。

東の方から声が聞こえた。

「しまった! せっかくの獲物を逃がしてなるものか」

新三郎が振り返ると、3㍍ばかりの得体の知れない白い怪物が、木のもとから立ち上がった。

林の外から声が上がる。

「今晩こいつを逃したら、明日は俺たちに災いが及ぶ。のがすな!」

新三郎は生きた心地もしなかったが、なんとか町はずれにたどりついた。

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コメント

この写真、いいですね。行きたくなりました(^o^)
あの~~画像のリサイズの仕方ブログに書きました。これだったらカエルさんもできると思って.....とくにソフトがなくても、XPなどにもとからついている「ペイント」というのでできます。
トライしてくださるとうれしいな
sa-ya様
コメントありがとうございます。2通のコメント、今読みました。
画像リサイズの仕方、先ほど読み、コメントをつけました。今夜(11日)のブログではまだ出来ませんが、明日以後、試みます。ありがとうございます。

投稿: さーや | 2008年6月11日 (水) 09時33分

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