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2008年6月 5日 (木)

スケッチについて 形見の山吹・2

6月5日(木)

スケッチについて、 。(ぼんくら日記)

老人介護施設Kへ。Yさんと3F。

Mizutani10009 私の絵など、どうってことはないのだけれど、載せ出すと続けて載せちゃいます。こんなものを載せていれば、文章を書く手間が省ける、なんて言う不届きな考えもあるものですからね。

これはサッカー選手の絵。例によって、新聞の写真から描いたものです。

私は水彩画を描くのが趣味ですが、本当は、じっくり構えて描くというのではなく、短時間で、さっつ、さっつとスケッチをしたいのです。今のところ早描きのスケッチは、鉛筆だけでしかできません。色を付けると時間がかかってしまうのです。

色を付けて、15分で描けるようになるのが目標。今は、鉛筆だけで、それくらい、あるいはそれ以上かかってしまう。要領悪いんだナ。

形見の山吹 2(狗波利子 通算21回)

(前回のあらすじ・菅野喜内というものが、外出中にちらりと見た弥子という娘に心を奪われ、なんとか近づこうとして、取り持ってくれる女性に歌を託す。)

喜内が話を聞いた家の妻が間を取り持ってくれるという。その夜、その女性は喜内の歌を持って、弥子に会いに行った。お話でもしましょうといって弥子に会い、ひそかにその文を渡した。

弥子はその文をたもとに入れて、自分の部屋に行き、喜内からおくられた和歌を読んだ。

儚い歌で、本心かどうかも分からない。心を寄せてくれるのは嬉しくもあるけれど、恥ずかしくて仕方がない。ただ言葉の上だけの気持ちかも知れないのに、いたずらに心を動かされては、嫌な噂も立てられかねない。結局、なんの返事も出さなかった。

喜内は家に帰っても、彼女のことが忘れられない。夜になっても寝ることも出来ず、いつまでも来ない返事を待って、悶々の日々を過ごしていた。間を取り持つ女性は見かねて、ひそかに弥子のもとに行き、「ご返事を」と催促した。

弥子は、恥ずかしそうにしながら、

     あまのたく浦の塩やの夕煙 

              思いきゆともなびかましやは

と詠んだ。あなたには靡きませんという返事をもらい、喜内の思いはいよいよ募った。

     恋しなば煙をせめてあまのすむ

              里のしるべと思いだにしれ

私が焦がれ死にしたら、あまの塩焼きの煙を見て、私の思いだと知ってください。たとえ私は死んでしまっても、あなたを思う心はいつまでも続きます、などと掻き口説いた。

     面影はほのみし宿にさき立ちて

               こたへぬ風の松にふく声

私がこんなに思っているのに、あなたは何も答えてくれないなどと嘆いた。

手紙の束が千通にもなったので、さすがに弥子も心を動かされ、次のような歌を詠んだ。

     世々かけて契るまでこそかたからめ

               命のうちにかはらずもがな

                       続く

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