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2008年6月17日 (火)

高齢者医療保険・深川左近亡霊

6月17日(火)

Mizutani10009 ぼんくら日記1

小幡歯科へ。今回は今日で終わり。

彩の森公園へ散歩。散歩とは言うものの、稲荷山公園駅までは自転車。歩いたのは、駅からの往復と公園内だけ。軟弱だなあ。

スケッチ数枚。これはそのうちの1枚。

高齢者医療保険(ぼんくら日記2)

私が子供の頃、日本は戦争をしていた。戦争が終わったのは、私が8歳の時である。その私は、現在71歳。今75歳以上の人は、みな戦争経験者である。そして、戦後の貧しい時代を生きてきた。

食うためには、なんでもしなくてはならなかった。ちゃんとした企業に勤められた人はいい方で、給料をくれる会社なら、たとえ労働条件は悪くても勤めなければならなかった。厚生年金にも入っていないようなところで、長年働いてきた人も多い。

私は曲がりなりにも厚生年金を貰えているので、赤字気味だが食べてはいける。しかし、国民年金だけの人は、本当に苦しいだろう。中には、無年金の人もいる。国は、無年金の人からさえ、高齢者医療保険の保険料を取るのだという。

政治は、弱い立場の者を保護するためにこそ在るべきだろう。それがこのごろは大分おかしい。企業は儲かっているのに、サラリーマンの手取りは、むしろ減り気味だ。ワーキングプアーが増えている。それで景気がいいのだ、上向きなのだという。どこに目を向けているのだろうか。

金儲けの上手な者を才能のある者だとして保護し、企業を設けさせることで庶民の生活を向上させるというのが、大義名分らしい。しかし、現実はどうだ。健康で、働く意欲のある者でも、ワーキングプアーなどという救いのない状態におかれている。

75歳以上の老人や、もっと若くても重度の障害者は、その人たちだけの医療保険に入れて、応分の負担をしてもらうのだという。もっともみたいな言い分だが、医療費のかかるところだけを別枠にしようと言うのだ。保険の目的は、みんなで共同して弱い者を支えようということではないか。弱い者を切り離すのが、なぜ保険なのだ。

75歳以上の多くの人は、恵まれない立場で頑張ってきた人たちである。年金などの面では、戦後の混乱の中で仕事を始めなくてはならなかった分だけ、不十分な人が多い。貧しい中から、現在の豊かと言われる社会を作り上げた人々である。そして高齢になったら、このありさまだ。保険とは弱い者いじめをるることなのか。

マスコミで姦しい高齢者医療保険について、私などが平凡な意見を言ってみてもという気はするけれど、あまりにひどいと思うものだから、つい書いてしまいました。

深川左近亡霊(狗波利子・通算28回)

    原作・浅井了意   現代語訳・ぼんくらカエル

左京太夫大内義隆の家臣、黒川市左衛門尉俊昌は、大力武勇の侍である。

黒川がつくづく考えてみるに、死んだ人は再び帰ってくることはない。先に死んだ人は、残った人のためにも帰ってきて、あの世の様子や生まれ変わった先などを知らせてくれたらいいのに、と思った。

黒川の同僚に深川左近という者が居た。

「私も同じことを考えている。どちらかが先に死んだら、必ずかえってきて知らせることにしよう」

と約束をした。

何年か過ぎて、左近が先になくなった。

数日後、黒川が書院で詩歌を口ずさんでいると、庭に誰かが訪れたような気配がある。そして、

「黒川殿はご在宅か」

という。

「その声は深川殿ではないか。まず、家に入られよ」

「入るには灯火を消してもらわなくてはならない。話しはそれからだ」

日はすでに暮れて、月もない夜だったので、黒川は灯を点していたが、その灯を吹き消した。 

                           続く  

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