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2008年5月28日 (水)

Sの遠足 死して2人となる

5月28日(水)

Sの遠足(ぼんくら日記)

特養老人ホームSの遠足。

利用者wo

小分けにして、少人数ずつの遠足である。多くても10人くらい。

目的地は智光山公園の子供動物園。

10時からハンディーキャブに乗り込み、10時半頃出発。2時頃帰る。

小鳥や小動物、ロバや馬、山羊などを見たり触ったり。私がついたTさんは、車に乗るときは行きたくないなどと言っていたが、動物園に着いてからは、もっとも愉しんだ1人だ。ひよことハムスターを抱き、山羊と馬に触った。フラミンゴを見たり、狸の狸寝入りを見たりして、満足そうだった。

去年、一昨年は、羽村動物園まで行ったが、道中が長く、利用者の中には、退屈する人、トイレに行きたくなる人などがいた。智光山公園の方が利用者、スタッフ共に楽だである。小さな声で言いますが、ボランティアも楽デス。聞こえちゃったかな。

死して2人になる(狗波利子 通算13回)

      原作 浅井了意 ・ 現代語訳 ぼんくらカエル

小田原城の裏に、百姓の住む村があった。その村に家中の侍も、少しは住んでいた。

西岡又三郎という下級の侍も住んでいたが、病を得て死んでしまった。同僚が葬儀のために集まっていたところ、見慣れない男が来て、まわりの人には目もくれず、死人の前に座り、声を限りに泣き叫んだ。

すると、なんとしたことだろうか、死人がむくむくと起き上がった。泣いていた男も立ち上がって、こんどはつかみ合いの喧嘩を始めた。殴るは、蹴飛ばすは、ものは投げるはで、まわりのものは手の下しようがないほどである。みんなは驚きあきれて、家から飛び出し、外から入り口の戸にしんばり棒を交って、2人を家の中に閉じこめた。

それからも2人は喧嘩を続けていたが、夕方になって、やっと静かになった。同僚が中に入ってみると、2人は枕を並べて死んでいる。着ているものはおろか、姿かたち、容貌、顔のしわの,ほくろの一つ一つにいたるまで、そっくり同じであっる。いつも一緒だった同僚にも、全く見分けがつかない。

2人を同じ棺に入れ、塚を築いて埋めたと言うことである。

                             終わり    

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