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2008年3月21日 (金)

捕鯨について

3月21日(金)  雨、曇り

狭山台胃腸科外科へ。いつもの血圧検査。

いつも行く特養老人ホームでノロウイルスが発生し、しばらくの間、ボランティアは中止。イベントも延期。

昨日から続く雨のせいか、ボラ中止のせいか、何となくテンションが上がらず、昼食を作る気にもならなくて、近くのジョナサンへ食べに行く。外で食べるときは、いつもならビールを飲むのだが、その気にもならず、日替わり定食だけを食べる。

午後、気持ちを鼓舞して、次の水彩画教室の下絵(鉛筆の線がき)を描く。去年から私は写実をやめ、童画風の物を描きだしたので、構成やらなにやら考えなければならない。われわれの絵画教室の中で、私は下手な方で1,2を争うが、早く描くことでも1,2を争う。つまり拙速と言うことだ。けれども、写実を離れてしまうと、構成に一番時間がかかるようになった。

捕鯨について

捕鯨については、日本人なら誰でも似たようなことを書くでしょう。私もそうなのですが、仕事として鯨の骨を使っていた人間なので、ほんの少しだけ個性的なことも書きます。

私は琴を作る職人でしたが、その仕事で鯨の骨を使いました。琴の本体(ボディ)は桐を使いますが、他に、機能上必要なところや、装飾のため、少しだけ鯨の骨を使いました。最高級品になると象牙を使うわけですが、それ以外の物は鯨を使いました。

私たちが使ったのは鯨のあごの骨です。初めのうちは、シロナガスクジラの骨を使っていました。が、シロナガスクジラを穫れなくなったりして、他の鯨の骨も使いました。

使っていると分かるのですが、鯨の骨にも良い物も悪いものもあって、悪いものだと、スが入っていたりします。あれは鯨の骨粗鬆症ですね。

45~6年も前でしょうか、東京のデパートに和楽器を卸している会社の新人養成講座で、琴作りに関する話をしたことがあります。その時、「上野の科学博物館の前に、シロナガスクジラの骨が展示されているので、気になる人は見てくるように」と言いました。2~3日して、「行ってみたけど、なかった」という反応がありました。私は見ていたので、そんな馬鹿な、と思ったのですが、これは本当にないのでした。その頃から捕鯨問題はうるさくなっていたので、鯨の骨は撤去したのでしょう。

琴は伝統工芸品ですから、寸法などは尺貫法で測られていました。その方が何かと便利だったのです。1㍍は3尺3寸という、曲尺(かねじゃく)の寸法です。

当時、尺貫法で長さを測るのは、曲尺のほかに、鯨尺というものがありました。鯨尺の1尺は曲尺の1尺2寸5分です。これは裁縫などで使いました。本当か嘘か分かりませんが、はじめは鯨の髭で作ったので鯨尺と呼ぶそうです。この場合の髭とは、鼻の下にある髭ではなく、髭鯨の歯のこと。髭鯨とは、シロナガスクジラ、ナガスクジラなど、歯が髭のようになっている鯨です。

同じ尺と行っても、いろいろあったのですね。ちなみに曲尺の裏目の寸法は、ルート2になっています。数学で習いましたね、1.41421356を「人世人世に人見ごろ」なんて覚えたあれです。裏目で丸太の木口の直径を測れば、どのくらいの柱が取れるか分かります。

脱線ついでにもう一つ。昔の公共事業、大きな神社仏閣を建てるときは、大勢の親方や職人たちが集められました。その時まず最初に行ったのは、「物差し合わせ」だったそうです。親方によって、1尺の長さが違っていたりしたので、統一しなければならなかったわけです。

少し長くなりました。今日はこれくらいにして、また続きを書きます。

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コメント

琴に、鯨の骨使うのですか。
琴のイメージと、鯨 ミスマッチのよう。
私は、学校の給食で鯨を食べた世代。肉など贅沢品のころ
給食の鯨は、ご馳走でした。我が家だけかな?
立田揚げは、今は鳥肉ですが、私は鯨でした。
鯨の皮の脂身、べーコンは、今 高級品になりましたね。
先日、新潟から通販で鯨のベーコンをお取り寄せ。
主人と懐かしく食べてます。happy01
さらし鯨(おばけ)食べたいな。渋谷に鯨屋と言うお店、一度
入ってみたいと思いますが、いまだ行けず、わざわざ行くのもね

投稿: 五十路 | 2008年3月22日 (土) 00時17分

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