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2007年7月 3日 (火)

もてる男

7月3日

男として生まれたら、女にもてたいと思うのは自然な人情だ。こう言い切ってしまうのは、少し言い過ぎかもしれない。同性愛者というのもいるからだ。私の場合、そういう人もいると知っているだけで、気持ちは理解できない。昔、古今亭志ん生の落語の枕で、もてていないのにもてるふりをする男の小話を幾つか聞いた。記憶に従って再現してみる(少し違うかもしれない)。

・・・なんだなあ、女に噛まれるってえのは痛いもんだなあ。

・・・なんだって! おやすくないねえ。どこを噛まれたんだ。

なんのことはない、てめえで噛んで置いてな

・・・見てくれここだよ、腕だよほら。

・・・これがそうかい。女にしては馬鹿に口が大きいじゃねえか。

・・・ああ、女が笑いながら噛んだ。

次のような話もあった。

男と生まれて、ご婦人方にちやほやされるのは嬉しいもんですな。私なども若い頃にその方面に遊びに行くと、おんなが

あーらしーさん、久しぶりじゃないの。どこをほっつき歩いていたのよ、憎ったらしい。なんていわれて腕をつねられたもんです。つねるったって、こんな奴をちやほやするのはお金のためだ、と思って本気でつねるから、痛えーのなんの

・・・痛えなおい。痣になちゃった。

止せばいいのにそれを人に見せて歩く。でも、2,3日すると色が褪せてくる。

・・・しょうがねえなあ、少し色上げしてやれ。

残念ながら、私は、女性をかき分けかき分け進むようなもて方は、生涯1度だってしたことはない。志ん生に依れば、本当にもてる男は、2・3人しかいないそうだ。今なら、福沢諭吉、野口英世、夏目漱石くらいだ。つまり、日本銀行発行の絵はがきの男しかもてないのだそうな。樋口一葉は、同性愛者のための絵はがきかなあ。

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