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2007年5月 4日 (金)

木の枝時計 3

5月4日

12ミリの板(ベニヤ板)の加工

Mizutani10014 ① 時計の針の大きさに合わせて板(ベニヤ板)の大きさを切ります。1辺25センチくらいが最大だと思います。いずれにしても、時計の針が支障なく回れる大きさを考えて、時計盤の大きさを考えます。

② 板の中心に穴を開けます。穴の大きさは、時計の機械の心棒の太さよりも5ミリ以上は大きく開ける。

Mizutani10010_1 ③ 4方の溝を彫る。溝がずれないようにガイドの木をビスで止める。(左図参照)木の枝に開けた溝は6ミリですから、その6ミリの溝にベニヤ板が楽に差し込める厚さまで削る。後で紙や、布を貼ったりするので、その分も含めてゆるゆるに削る。削る幅は10ミリくらい。

④ 時計の機械を埋める穴を掘る。あらかじめ開けてある穴に時計の心棒を差し込み、機械本体の周囲を鉛筆でなぞり、彫るべき穴の大きさを決める。機械本体より少し大きめに彫る。深さは、機械本体と針(短針)までの厚さによって決まる。100円ショップの時計の場合、厚紙1枚くらいの厚みしかない場合がある。他の時計であれば、2ミリから3ミリの厚さは取れるでしょう。いずれにしても、本体を穴に埋め込んで、針が表面の板にすれないところまで彫る必要があります。心棒のまわりは座金のようなもので少し高くなっている場合があります。その場合はその部分だけ少し深く彫ります。

Mizutani10011_1 ⑤ トリマーの使い方は、案内書をよく読んでください。木に刃先を当ててからスイッチを入れたりするのは危険です。スイッチを先に入れて刃が回転を始めてから作業に入ります。開けるべき穴の位置が定まったら、スイッチを入れ、トリマーの底部の1方を木材に押しつけ、静かに下ろしていきます。かならず1カ所を木材につけてから下ろしてください。いきなり刃先を木材に下ろしたり、木材につけてからスイッチを入れたりしないでください。トリマーを買うときに、付属品として刃のガード(俗に、臍という)が付いてきます。これを使う場合は、5.5ミリのベニヤで彫るべき穴の型を作ります。臍の厚さは2ミリなので、型は、その分大きくします。

木の枝と板を組み合わせる

Mizutani10015 ① これが一番難しいところです。まず上の2本を組み合わせます。ノコギリでてっぺんの部分を切り合わせます。製材された木とは違って、自然な曲がりくねった丸い枝ですから、なかなか正確にはいきません。それがまた、味ということでもあります。

② 次に、下の枝を左右別々に、上の枝と会わせます。

Mizutani10013_1 ③ 最後に下の枝どうしを合わせます。これが難しい。溝が彫ってあり、そこの差し込むのですから、少し長めでもかまいません。少しずつ切り合わせているつもりでも、枝が短くなってしまい、合わせ目がすくというようなことも起こります。そんなときの最後の手段。図の線が濃くなっている部分を鉋などで削ります。そうすれば、少々のことならカバーできます。

時計表の加工

① 好みで、表面に紙や布を貼ります。素朴さがよければ、何も貼らなくてもよい。最初に写真を載せたリバーサイドの時計は、障子紙を貼っています。

② 直径1センチくらいの木の枝を、出来るだけ薄く、4枚輪切りにします。

③ もっと細い枝を8枚、薄く輪切りにします。

④ これらの枝を固形の時刻を現す部分に貼ります。大きい方は12時、3時、6時、9時というわけです。もちろんこれは、木の枝でなくても良いわけです。シールでも何でも、お好み次第です。

仕上げ

① 木の枝と板を、ボンドで接着します。ボンドだけでは心許なければ、木の枝どうしをビスで打ち付けても、そんなに目立ちません。

② 吊り金具をつけます。これは上の枝の裏側につけます。横につけてはいけません。これもこつの一つです。

③ 時計の機械を板に接着します。両面テープやシリコンなどを使います。普通のボンドではつきません。瞬間接着剤は、木材用もありますが、元来木材には向いていません。それになれないうちは、瞬間に付いてしまうものより、余裕を持った動かせるものの方が良いでしょう。

④ 針をつけます。外すときとは違って、1本ずつ丁寧に差し込みます。

⑤最後に、針を廻してみて、板に触ったりすることはないか、針どうしがぶつかるようなことはないか、確かめます。それがなければ、電池を入れて完成です。

注意

木の枝時計の欠点は、表面におおいがないことです。素朴な時計の針が動いていたりすると、人は好奇心に駆られて、つい針に触ってみたりします。針がすれたり重なったりすることが、故障のほとんどです。従って、使用に際しては、人が気楽に触れないような吊り時計にしてください。

バリエーション

Mizutani10014_1 左は、実際に作ったバリエーションの一部です。

下は丸くくりぬいた中に時計があります。文字盤は絣の布を貼りました。

Mizutani10017_2

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