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2007年3月 7日 (水)

鍋の後のカレーライス

妻に死別して8年、ずっと一人暮らしだ。そんな人間はたいがいそうなのだけれど、食事は自炊である。戦争中の育ちなので、食べ物については、十分な量があればいいという考えで、味のことはあまりとやかく言わない。もっとも、戦後60年を過ぎているのだから、われわれの年代でも、味にうるさい人が増えている。まあしかし、私などは、あれが食えない、これが食えないと言うことはない。

同級生の小学校の先生が、学校のイベントなどでお母さん方が食事を作る時、「今のお母さんたちは、『これをみんなが食べてくれるかしら』、『これ、おいしいかしら』という。私たちの時は『これでたりるかしら』と言っていたのに」といっていたのは、もう40年くらいも前のことだ。そう言っていた彼女も、とうの昔に先生を辞めて、今では孫の面倒を見ている。

そんなわけで、自炊はしているけれど、料理に対する情熱はあまりない。とはいうものの、不味いよりは旨い方がよい。元来本を買い込む癖と相まって、『一人暮らしのレシピ』といったたぐいの本を何冊か持っている。インターネットからヒントを得る時もある。

いずれにしても、簡単レシピでなければ駄目だ。1つの料理を作るのに、鍋を2つも使うようなものは、土台やる気が起きない。暇な時に何時間も掛けて、などというのも嫌だ。手の込んだ料理などは作りたくもない。それでも旨いものの方がいいというのだから、努力はしないで、棚ぼた式の幸運を願うようなものだ。

てんぷらや、揚げ物は作らない。そんなもの、自分一人のために作ってはいられない。食べたい時は、スーパーで出来合いを買ってくる。少し不味いけれどもやむを得ない。

初めのころはカレーライスをよく作った。しかし、まもなくそれもやめた。1回分ずつ作るというのもやっかいで、たいがい4食分くらい作った。そして残り3回分は小分けにして冷凍した。但しジャガイモを冷凍すると不味くなってしまうので、ジャガイモ抜きのカレーになる。それが淋しいし、カレーばかり続けて食べるのも侘びしい。一人用のレシピの本で、「4回分を作ってのこりは冷凍する」というのがあった。冗談ではない。そんなことは私でもやっている。それが一人用のレシピだなどとは何事だ。本代を返せといいたくなる。そんなこんなで、いつの間にか「3分間待つのだぞ」的なレトルトカレーでまにあわせるようになった。これも結構旨い。

話は変わるが、近ごろ話題のブログ「きっこの日記」を毎日読んでいる。政治の話、耐震偽造問題など、私などの知らないこと、気づかないことなどが多く取り上げられ、読むのを楽しみにしている。もっとも、パチンコの話題やF1のことは、私には何のことやら分からないので、そんなときは斜め読みだ。

実はその「きっこの日記」で、鍋物のあまり汁でカレーを作ることを知った。やってみると、これが旨い。普通は、鍋物の最後は、おじやかうどんだが、カレーを作ることを知ってからは、必ずこれにする。あまり汁を取っておいて(冷凍してもよい)、これに肉や野菜を加え、カレーにするのである。もともと汁の中には、鍋を作った時の具やだしの味がしみこんでいるので、とびっきり上等のカレーができあがる。それに、1回分ずつ作ることが出来る。1時やめていたカレー作りが復活した。

きっこさんに感謝。

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