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2007年2月 8日 (木)

お爺さん

1月8日

 午前。ボランティアグループ定例会。

 午後、老人介護施設Kセンター。1階はデイケアー、2階は通常の利用者、3階は認知症などのある利用者。われわれのグループは、毎週1回、2階と3階でボランティア活動をしている。今日私は、久しぶりに3階に入る。3階では、いつもYさんがギターを弾く。その手伝い。そして歌をうたう。

 その歌の1つに、題は忘れたが船頭さんの歌があった。「村のはずれの船頭さんは、今年60のお爺さん。歳はとってもお船を漕ぐ時は、元気いっぱい櫓がしなる。ソレ、ギッチラ、ギッチラ、ギッチラコ」という、あの歌である。

 この歌をうたいながら、ふと思った。この歌ができた頃、60歳というのは腰の曲がったお爺さんが普通だったのだ。そのお爺さんが元気で船の櫓を漕いでいる。その感動をこの歌はうたっている。確かこれは戦後の歌である。昭和30年代くらいだったかもしれない。その頃は60歳にもなって船の櫓を漕ぐなどと言うのは、たいへん珍しいことだったのだ。もっとも、今では、船の櫓を漕ぐなどと言うのは、若い人でもめったにない。そんな船自体がないのである。まあ、そんなことはともかく、当時の60歳というのは、かなりの年寄りで、肉体労働や、スポーツをするような歳ではなかったのだ。

 その後平均寿命も延びた。今60歳の人に向かって、お爺さんなどと言ったら、自分の孫に言われたのでない限り、あまりおもしろく思われないだろう。かくいう私も70代である。まだ年寄りの気がしない。

 話は変わるが、この「櫓」という字、「ろ」とも読めば「やぐら」とも読む。「ろ」と「やぐら」が同じ字であることに今日気がついた。関係がないと思われる言葉が、なぜ同じ字なのだろう? どこかで関係があるのだろうか?

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